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「ベルサイユのばら」50周年!

先日NHKで放送されたこの番組を、観られた方はいらっさるでしょうか?

あの名作漫画『ベルサイユのばら』の魅力を、「社会進出を始めた女性」の視点から解き明かそうとした番組です。

その視点を下記の3つのコーナーに分けて、番組は進みます。

  世界の女性が愛したオスカル
  舞台に飛び出したオスカル
  「ベルばら」に影響を受けたマンガ家たち

私はやはり原作の漫画が大好きですので、①のコーナーを前のめりで視聴しました。
作者の池田理代子さんのインタビューを中心に、この漫画が当時の若い女性に与えた影響を探ります。

中でも共感できたフレーズが、
「オスカルは発明に近かった」
というものでした。

この漫画の連載が始まったのは1972年。女性の社会進出が少しずつ始まっていました。
とはいえ、世間の認識はまだまだ「男性が働き、女性は家庭」という時代。

そんな時、このオスカルは女性でありながら男性の格好をし、男性達を率いるリーダーとして活躍したのです。どれだけ画期的なことだったでしょう。

番組の中で、いくつかのセリフが漫画のシーンと共に紹介されます。

さっきから女 女とさわいでいるが
この中にひとりでも 実力でわたしにかなう者がいるか?
「ベルサイユのばら」文庫版第3巻より

女の下で働けるかと騒ぐ衛兵隊のあらくれ兵士たちに向かって、オスカルが言い放ったセリフです。かっけぇ。
実際、オスカルは剣も銃もそこらの兵士ではとても太刀打ちできない腕を持っていました。それは持って生まれた資質(身長178cmだそうです)と、王家を守るために幼い頃から鍛錬を積んだ彼女の努力の賜物です。私もこんな上司の下で働きたい。

そしてもうひとつ印象的だったのは、当時のファンたちが言ったというフレーズ。
「私もアンドレが欲しい」

いや、ほんとそう。

常にオスカルのそばに影のように寄り添い、彼女を命をかけて守るアンドレ。でも決して彼女の前には出ず、武官としての、そして女性としてのオスカルを支えます。けなげだ。働く女にとってこれほど心強い存在はないでしょう。

でもあまりに影のキャラだったせいか、この番組の中で「刺されて片目を失明した」と紹介されていました。
違いますよね?池田先生!

この番組の中で、私はもう一つあることを知りました。
それは、「ベルばら」が誕生して今年で50年だということです。
50年!すぎょい!
思わずさかなクンになってしまうほどの歴史です。

そしてこの偉業を記念した展覧会が開催されるそうです。

↑このイラストがどのシーンのものかすぐわかった人は、「ベルばら上級者」です。

この展覧会では、特にオスカルとマリー・アントワネットに焦点を当てているそうです。
原作を最後まで読んだ方ならお分かりと思いますが、この漫画の主人公はオスカルとアントワネットだと思います。特に大人になって読むと、アントワネットの生涯に深く思いを寄せてしまいます。

原画も180点ほど展示されるとか。どんなに美しいでしょう。あーーーー行きたい!見たい!

東京は9/17〜11/20、大阪は11/30〜12/12だそうです。
それ以降の会場は未定とのこと。どうか近くに来てくれますように…!

お行きになった方は、どうぞ記事に書いてくださいましね。楽しみにしていましてよ。
(byアントワネット)



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