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地球人日誌
2024年9月24日 16:10
強い地響きが脳を揺らし、ヒビを入れることさえ苦労する固い壁を崩していく強い声が頭から目の奥へ、指先へ気がつくとわたしは暗い暗い森のなかを自分の足で走り抜けていく
2024年8月27日 11:00
半分あいた窓から他人の靴を見る紫色がチカチカ 目を刺すなんでまたそれを選んだのかわからないけど、わかられたくもないでしょうその瞬間に存在したはずのときめきはあの人だけの、あの人のもの
2024年8月8日 21:17
たくさんの綿棒 床に落ちてったぱらぱらと途端、わたしは引きもどされる目の前に広がる、白の連続あの人が作った 同じ景色元に戻すのが面倒だと笑ったああ そうかこんなことさえ思い出なのかぱらぱらと 心をすこし掬ってみるそうか わたしは 恋しいのか
2024年8月7日 21:02
コンビニの制服感情が遠くなる別にどうってこともないけど蛍光灯の下でお昼休憩日本語で話す別にどうってことはないけど冷房の効いた部屋で光るチキン夏は辛い光るチキン夏は赤い
2024年8月6日 16:28
ふと唇から力が抜けると 海がぐっと近くにきた見せびらかすみたいに 黒く光る 黒いが光る手前に影をたくわえて 異国の香りがふわりとくる これは仕事です珈琲を入れてくださいわたしはすっかり忘れていた忘れられるのはいいことだ 明日にはすっかりまるごと、やめてしまおう