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ぱらぱらと【詩】


たくさんの綿棒 床に落ちてった
ぱらぱらと
途端、わたしは引きもどされる

目の前に広がる、白の連続
あの人が作った 同じ景色

元に戻すのが面倒だと笑った

ああ そうか
こんなことさえ思い出なのか

ぱらぱらと 心をすこし掬ってみる
そうか わたしは 恋しいのか


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