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エッセイでっせぃ★

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日々思うことを書いています。ブックカフェ風の家にしたいなーとか。家庭料理とか。読書の記録も。ピアノはドビュッシーが好き。息子の大学生活。
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#読書感想文

読んだ本をまとめてみる。

読んだ本をまとめてみる。

以前にも今年読んだ本を月ごとにまとめてみたことがある。
canvaでグラフ作成機能があることを知り、さっそく活用したくなって作った記事だ。

あれからしばらく経ったので、また読了本を数えてみた。

すぐに数えられるのは、スマホに入れてある「蔵書マネージャー」というアプリのおかげ。
感想とか他人とつながるような機能はないけれど、自分の蔵書を管理したいだけの場合は、シンプルで使い勝手がよいと感じている

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60~70代向け女性誌から学んだこと。

60~70代向け女性誌から学んだこと。

最近、本屋に変化が起きている。

女性向けの雑誌コーナーの一角に、高齢女性向けの雑誌が何冊も並ぶようになったのだ。

高齢化社会だもの。
生き生きしてる高齢者がたくさんいるんだもの。
そういう需要もあるよね。

どのくらいの部数が売れているのかは分からない。
しかし雑誌の種類が増えていくところを見るに、やはり売れているのだろう。

なにしろ高齢者は人数が多い。
残念ながらお元気ではない方もいらっし

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【読書】うさぎパン(瀧羽麻子・幻冬舎文庫)

【読書】うさぎパン(瀧羽麻子・幻冬舎文庫)

こういう話だろう…と思って読み進めたら、違う話だったことはよくある。

だからそこまで心配せずに読んでいたのだ。
しかし違う話だと思って読み進めたら、さらにまったく違う話だった。

「うさぎパン」は比較的短めな小説で、そのあとに書き下ろし短編として同じ世界のお話が書かれていた。

本編だけでこの世界から去るのがなんだかもったいなく感じていたので、同じ世界の短編がついていて嬉しかった。

ところでタ

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【読書】もう誘拐なんてしない 東川篤哉・文春文庫

【読書】もう誘拐なんてしない 東川篤哉・文春文庫

タイトルを見た瞬間、浮かんできたのは槙原敬之のあのメロディ。
♪もう恋なんてしないなんて~言わないよ絶対~♪
(字数に無理あり)

さて。
東川篤哉の小説を読むのは初めて。
名前こそ見知ってはいたものの、どんな作品があるのかも知らず。
ポップな表紙から察するに、ライトミステリーなんだろうと手に取った私。

その予想どおり、物語は明るく軽やかに進む。
このまま明るく楽しく終わるんだと思いながら読み進

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【まとめて日記2】今日読んだ本縛り、にしたらだいぶハードだった週。

【まとめて日記2】今日読んだ本縛り、にしたらだいぶハードだった週。

今年はよくエッセイ集を読んだ。

面白かったのは、たくさんの作家さんのエッセイがひとつずつ集められたタイプのエッセイ集。

作家さんごとの文章のクセを堪能できるのが面白い。
そして勉強になる。

私だったらこのネタをどんな風に料理するだろう。
どんな構成?書き出しは?

そして自分の文章には伸びしろしかないことに気づいたりもする。

いいじゃないか、伸びしろ。
明るい未来が待ってるぜ。

名店の定

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【読書】パンダより恋が苦手な私たち(瀬那和章・講談社文庫)

【読書】パンダより恋が苦手な私たち(瀬那和章・講談社文庫)

我が家におけるパンダは、ちょっと特別な動物だ。
というのもダンナの家庭内イメージキャラクターがパンダなのだ。

結婚前からそういうことになっている。
理由は、なんとなく似てるから。
ごろごろしてる時も似てるけど、走ってる時まで似てる。

そんなわけでダンナの食器はパンダ柄だし、呼び名もパンダ由来のものだったりする。

***

さて、あるとき本屋で気になる文庫本を見つけた。
「パンダより恋が苦手な

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恋人と結婚相手は違うのだ。

恋人と結婚相手は違うのだ。

とうとう結婚かぁ…。
年貢の納め時ってやつだな。
長かったような、短かったような。

てゆーか、ホントに相手はそれでいいんかい?
べつに悪い人ではないけど。
むしろ良い人だとは思うけど。

日々の生活を共にする相手だぞ?
デートする相手とはワケが違うぞ。

***

天天コーポレーション経理部の森若沙名子が、結婚することになった。

集英社オレンジ文庫「これは経費で落ちません!~経理部の森若さん~

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【本】ひよっこ社労士のヒナコ 水生大海

【本】ひよっこ社労士のヒナコ 水生大海

端的に言えば、新人社会保険労務士のヒナコがお仕事を日々、頑張る話。

しかしなんだな。
彼女は新人だけど、わりと仕事がデキるほうなんじゃないかな。
少なくとも私が同じ年くらいの頃よりは、よほどデキる。

さりとてバリバリに出来ちゃうわけでもなくて、安心できる程度の「デキる」。

それすなわち彼女の仕事ぶりには安心してよい、ということ。

じゃあこの小説を読む意義はどこらへんにあるのか?

そこそこ

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【本】女王の結婚(上)ガーランド王国秘話 久賀理世

【本】女王の結婚(上)ガーランド王国秘話 久賀理世

いかにもラノベ(キャラクター小説)な感じの設定でありながら、読みごたえあり。前作ファンの期待は裏切らない。

昨今の「〇〇が〇〇してみたら〇〇になりました」とかが苦手な層が、安心して読める。満足度が高い。

また前作のあらすじがしっかり説明されているページがあるので、前作を読んでいなくても問題なく読める。今作を読んでから、前作(全4巻)にとりかかるのもまた良し。

作品は、中世ヨーロッパ風の世界観

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読書感想文の書き方とは「どこをどう書くか、考えながら読むこと」だと今さら気づいた。

読書感想文の書き方とは「どこをどう書くか、考えながら読むこと」だと今さら気づいた。

小1の時からずっと、作文は得意だが読書感想文は苦手だった私。本好きで読書量はそれなりにあるはずだが、noteでも本の記事は絶対に書けないものと思い込んでいた。

しかし書けた。最近何度か、読んだ本の感想のような記事を書くことが出来たのだ。

なんだ。やればできるじゃん!

夏休みの宿題の読書感想文が苦手で鉛筆が止まっていたのに。
大人になってからも、息子の読書感想文の宿題すら見てやれなかったのに。

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【本】麦本三歩の好きなもの 第一集 住野よる

麦本三歩(大学図書館員・女性)は「もって」いる。ドジでおっちょこちょいで物覚えが悪くて、でもなんか愛されキャラで、他の人なら許されないことが笑って許されてしまう。クラスにひとりはいるタイプ。

私はそういう「もってる」キャラではないし、「もってる」人を好きになるのにとても時間がかかるタイプだ。三歩の職場の先輩も本人に向かってはっきりと「好きじゃない」と言っている。彼女を好きじゃない人は一定数いるは

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