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【FUKABORI】キュビスムってなに!?~絵画を変えた革命~

こんにちは!
アラフォーからの豊かな人生をガイドする
朝比奈卵です^^

みなさん行かれましたでしょうか?
現在国立西洋美術館で開催されている
(2024/1/28まで)

大キュビスム展


50年振り
140点もの大画家たちの作品の数々!

私も興味津々で先日
行ってきたのですが
圧倒されました

ちなみに私は
そんなに美術に詳しくないです^^;

それでも
なんだか引き付けられるこの作品達…

キュビスムってなに?

ということで
少し勉強しましたので
なるべくシンプルに
ここに記載させて頂きます!

結論

物理:アインシュタイン
音楽:ベートーヴェン

という賢人たちの世界戦を
絵画界でやった
ということではないかと思います

それまでの形式、様式、常識を会得し
確立、最後に破壊
再びの再生
そうして全く新たな世界を創造していった
ピカソとブラック達

まず、西洋絵画の歴史といえば
カメラができる前と後に
大きく分かれます

カメラ前は
画家=写真家
の役目でしたので
きちんとした手法(陰影法・遠近法)
で美しく描けることが
最も重要でした

しかし
時代は移り工業化
カメラができると同時に
画家たちの仕事は激減
→田舎へ移り住みます

そこで
ブラックとピカソは
それぞれの場所で
セザンヌの絵画に
影響を受けたのです

セザンヌといえば
当時全く評価されなかった
画家ですが

というのも
こんな絵ばかり書いていたからです

ガルダンヌ(1885‐1886)

現代の我々から見るとなんら違和感なく
どこが評価されない理由なのか
分かりませんよね?

ですがこの絵
当時の正当な手法を著しく欠いている
作品なのです

南フランスのガルダンヌ村
が描かれているのですが

縦感が際立った建物を
下から積み上げたように配置

余白を使って色を強調

ひとつひとつをよ~く見ると
複雑でいろいろな角度(多視点)
から描かれていることが分かります

この様なきちんとした手法
遠近、陰影なく
更に(多視点)で
描かれている作品を見て
強いインスピレーションを受けた

ピカソ、ブラックは

自分たちの作品に猛烈に
多視点
を組み込み始めます

ブラックが最初に描いた
キュビスムの第一号といわれる作品がこちら!

レスタックの高架橋(1908)

南フランスのレスタック村ですが
この場所は
セザンヌのアトリエがある場所です

そこで尊敬するセザンヌが
見たであろう景色を
セザンヌ風に描いてみたというわけです

またこの作品が新聞批評家に

「ブラックという画家はキューブに単純化して描く画家だ」


と記事にされ
キュビスムという言葉が生まれました

その後
二人を中心とした
若手西洋画家たちが
多視点を多用し展開

アフリカ、オセアニアの
造形からも
インスピレーションを受けながら

彫刻、絵画関係なく
概念としてキュビスムは展開

ますます抽象化して行き
最後には
一体なにが描いてあるのか
全く分からない!
→素材を貼っちゃおう!
→コラージュの誕生!
→現代アートの礎誕生!

となりました

フランスの詩人
アポリネールが
綴っています

「キュビスムが従来の絵画から
はっきりと峻別される点は
キュビスムが模倣の芸術ではなく
創造にまで高まろうと目指す
概念の芸術であるということだ」

従来の正しいとされる
歴史世界から
絵画の概念までをも
変えて行った
キュビスムという挑戦

世間では無理解により
一時、揶揄
嘲笑の的となりました

その危険をはらんだ戦いに
二人は自らを

「ザイルで結ばれた二人」

と表現します

しかし
それでも自らの信念を貫き通し
前人未踏の戦いを
繰り広げた二人の革命は

その後

絵画のみに留まらず
あらゆる分野に
影響を与え
今でも人々を触発し続けています

そんな一連の革命の歴史が見れる
という
今回のキュビスム展

学び直したところで
また行ってみようっと^^

最後までお読みいただきありがとうございました!

キュビスムお好きな方
こちらも是非ご覧くださいませ^^↓↓
~【エッセイ】凄いぞ!アーティゾン美術館!~キュビスムの神が降りてきている話~

アラフォーからの豊かな人生をガイドする
女性専門カウンセラー朝比奈卵












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