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教えて!健康カテゴリー商品のいろいろ!

皆さんこんにちは!
肌寒い日が増えて、体調管理が気になる季節になってきましたね。
今回は「カルピス®由来の乳酸菌科学」シリーズマーケティング担当者のインタビューを通じて、当社の健康カテゴリー商品への取り組みについてお伝えします!
 
【プロフィール】

山本 進太郎(やまもと しんたろう)
アサヒ飲料株式会社 マーケティング本部 マーケティング三部 乳性グループ所属。
「カルピス®由来の乳酸菌科学シリーズ」のマーケティング担当。
最近の趣味は子どもに水泳を教えること&自宅で飼っているフグのお世話。
(フグは海の魚のため、塩水を作るなどケアは少し大変ですが、その分愛着があります!)

時代に合わせたお客様の健康ニーズに応える


―――「カルピス®由来の乳酸菌科学」シリーズがどういったものか教えてください。
 
睡眠の質を高める【ガセリ菌CP2305株】を配合した「届く強さの乳酸菌W」、健康な人の免疫(※1)機能の維持に役立つ機能とホコリ・ハウスダストなどによる鼻の不快感を軽減する【L-92乳酸菌】を配合した「守る働く乳酸菌W」、BMIが高めの方の体脂肪を減らすのに役立つ【乳酸菌CP1563株由来の10-HOA】を配合した「ラクトスマート」などの商品があります。

左から「脳活サポート」、「ラクトスマート200」、「守る働く乳酸菌W200」、
「届く強さの乳酸菌W200」、「アミールW」。

以下ブランドサイトで詳細もぜひご覧ください↓


 ―――どういった背景で免疫や睡眠などの切り口に注目し、商品展開していくことになったのでしょうか。 

今、そして、将来予想される健康に関する悩みに注目したお客様ニーズ視点と、乳酸菌や発酵産物にどのような可能性があるのかという研究の技術視点の両面からテーマを定めて研究・商品検討を行っています。当社では1972年からカルピス®酸乳(※2)にまつわる研究を本格的にスタートし、免疫などのニーズにも早くから注目してきました。そのなかで、これらのニーズはコロナ禍を経てさらに高まり、どのようにすれば魅力をよりわかりやすく伝えられるかを試行錯誤して直近もブラッシュアップしてきた経緯があります。もちろんうまくいかないものありますが、そういった中で具現化できたものが「守る働く乳酸菌W」や「届く強さの乳酸菌W」です。

  ―――乳酸菌にはこのようにさまざまな可能性が秘められていることをご存じない方も多いと思います。これまで当社にはどのような研究開発の歴史があるのか、ご紹介お願いします。 

「カルピス®」の生みの親である三島海雲はブランドの基本価値として、①おいしいこと、②安心感のあること、③経済的であること、④滋養になることの4つの価値を定めました。そして、その1つである“滋養になること”を起源として、1972年にまずはカルピス®酸乳のカラダに対する機能の研究を理化学研究所と共にスタートしました。その中で血圧が高めの方の血圧を下げる作用がある【ラクトトリペプチド】を発見し、酸乳を配合した特定保健用食品「カルピス®酸乳 アミールS」を発売しました。

「カルピス®酸乳 アミールS」瓶160g(1997年発売)

その後さまざまな乳酸菌の研究を続ける中で、健康な人の免疫機能の維持に役立つ機能がある【L-92乳酸菌】を見出しました。これを配合したのが「守る働く乳酸菌W」です。また、整腸やストレスの緩和、睡眠の質を高めることに役立つ乳酸菌として【ガセリ菌CP2305株】を見出し、それを配合したものが「届く強さの乳酸菌W」です。その他にもBMIが高めの方の体脂肪を減らすのに役立つ【乳酸菌CP1563株由来の10-HOA】、認知機能の一部である記憶力(物のイメージを思い出す力)を維持するのに役立つ【ラクトノナデカペプチド】や、歩行機能の維持に役立つ乳酸菌など、多数のカラダに良い成分や乳酸菌を発見してきました。

「カルピス®」から始まった研究の流れ

また、近年はカラダだけではなく、ココロの健康の重要性が着目されるようになり、おいしさやココロに与える影響についての研究にも力をいれています。「カルピス®」の発酵乳の香りにリラックス作用があること、「カルピス®」をつくると大切な人を想う“気持ち(愛情)”が育まれるといったことも明らかになってきています。
 
※1 免疫:細菌やウイルス などの微生物、あるいは「異物」とよばれる自分の体には元々ないものから、自分たちの体を守るしくみ
※2 カルピス®酸乳:濃縮タイプの「カルピス®」の中間原料で、脱脂乳にカルピス菌を植えて発酵させてできたもの。
 

よりわかりやすくお客様に魅力を届けるための挑戦!


―――山本さん自身も研究開発、マーケティングと担当を歴任されていますが、健康カテゴリー商品に携わってきて印象的だったことはありますか。
 
長い間の目標であった「守る働く乳酸菌」の機能性表示食品化に携われたことですね。

5月に行われた新商品発表会の様子
(写真は左から当社社長の米女とマーケティング三部部長の水澤)

これまで当社は、20年以上の研究を通して本商品に配合している【L-92乳酸菌】には健康な人の免疫機能の維持に役立つ機能、鼻の不快感を軽減する機能があることを明らかにし、学会や論文で発表してきました。しかし、この【L-92乳酸菌】を配合した「守る働く乳酸菌」はあくまで食品であり、医薬品では無いため、効果効能を直接的にお客様にはお伝えできないという状況でした。しかし、当社としては【L-92乳酸菌】の機能をわかりやすくお客様にお伝えし、より多くのお客様に健康価値を届けたいという想いが強く、また、機能性表示食品制度ができましたので免疫領域での機能性表示食品のチャレンジを続けてきました。
 
【L-92乳酸菌】はアサヒグループのさまざまな商品に使われており、グループ全体の課題としても取組んできました。私も入社間もない頃に【L-92乳酸菌】のサプリメントの担当をしていました。当時から乳酸菌の機能訴求を課題として捉え、私が担当を離れて以降も長い期間、多くの社員が取り組んできましたので、本年6月ついに「守る働く乳酸菌」の機能性表示食品化が実現し、その発売に携われたことは非常に感慨深い出来事でした。機能性表示食品の「守る働く乳酸菌W」にリニューアル後、おかげさまで好評をいただいておりますので、多くのお客様にお試しいただきたいです。担当していると、お客様から「毎日元気に過ごせるようになった」というようなうれしいお電話やメールをたくさんいただきます。自分が担当する商品がお客様を笑顔にできていることは素直にうれしいですし、さらに良い商品を作っていきたいと思います。
 
 
―――そのほか、本年の取り組みでの注目ポイントはありますか。
 
「守る働く乳酸菌W」や「届く強さの乳酸菌W」はPET200mlとPET100mlの商品があり、容量によって商品の販売先が限られていましたが、PET200mlについては今春からコンビニエンスストア限定からスーパーやドラックストアでも販売いただいています。似たような機能を持った商品が多くある中で、本商品は「カルピス®」を由来とする唯一無二のすっきりとしたさわやかなおいしさが味わえるのが特徴です。また、おいしさをしっかり味わえる、明るく、楽しく、健康対策を続けられる容量ということで200mlが高い評価を受けています。多くのお客様に本商品のおいしさを試していただきたいです。

また、「ラクトスマート」PET200mlにも注目いただきたいです!本商品に配合している【乳酸菌CP1563株由来の10-HOA】には、 BMIが高めの方の体脂肪を減らす機能があることが報告されています。甘さ控えめですっきりとした味わいに仕上げていまして、ダイエット中のおやつなどに我慢をせずにしっかりとおいしさを味わえる商品です!発売以降、当初想定していたよりも多くのお客様に試していただき、「甘さ控えめで飲みやすくておいしい」などのお声をいただいています。多くのお客様に本商品を通して明るく楽しく体脂肪対策をしていただけるとうれしいです。

おいしい健康飲料でお客様を笑顔に!


―――今後健康カテゴリー商品を通してチャレンジしていきたいことを教えてください。
 
お客様の健康ニーズは日々高まり続けています。その一方で、健康は大切だが、我慢や無理はしたくないという意識も高まっています。健康になるためには食べたいものが食べられなかったり、時間を作って運動をしないといけなかったりという側面もあると思います。でも、清涼飲料水はサプリメントや医薬品と違って嗜好性という魅力があります。特に、「カルピス®由来の乳酸菌」シリーズには唯一無二のスッキリとした甘ずっぱいおいしさがあります。明るく、楽しく続けられる健康づくりを応援していきたいです。

仕事への想いを語る山本

―――健康カテゴリー商品を通じてどんな100年先の未来をつくりたいですか。
 
元気と笑顔の輪が広がる未来をつくっていきたいです。健康不安が無くなると心の底から笑顔になれます。そして、誰かが元気で笑顔でいることは、その周りの方にとっても幸せなことで笑顔になれることだと思います。まずは商品を通して1人1人の生活者と向き合うことで、「カルピス®由来の乳酸菌科学」シリーズがその方の元気や笑顔の一助になり、それによりその元気と笑顔の輪が広がる未来をつくっていきたいです。
 
―――ありがとうございました!
 
 
いかがでしたでしょうか?
健康カテゴリー商品の開発への想いが少しでもお伝えできていればうれしいです。
 
ちなみに「カルピス®由来の乳酸菌科学」シリーズ商品の味の違いについて聞いたところ、「『届く強さの乳酸菌W』はまろやかでリラックスシーンにもぴったり、『守る働く乳酸菌W』は朝でも飲みやすい少しすっきりとした風味、『ラクトスマート』はすっきりしつつも満足感があるように…などと、それぞれに合わせた味づくりをしています!」とのことでした。
味比べも楽しいと思いますので、店頭でお手に取っていただけると幸いです。
 
次回は社員の健康のための取り組みを特集します!お楽しみに!
 


※本記事中でご紹介した商品に関する補足

 
●「届く強さの乳酸菌W」
本品にはガセリ菌CP2305株(L. gasseri CP2305)が含まれます。ガセリ菌CP2305株(L. gasseri CP2305)には心理的なストレスを和らげ、睡眠の質(眠りの深さ)を高めるのに役立つ機能があることが報告されています。また、ガセリ菌CP2305株(L. gasseri CP2305)には腸内環境の改善に役立つ機能があることが報告されています。
 
●「守る働く乳酸菌W」
本品には、L-92乳酸菌(L. acidophilus L-92)が含まれます。L-92乳酸菌は、pDC(プラズマサイトイド樹状細胞)の働きを助け、健康な人の免疫機能の維持に役立つことが報告されています。また、ホコリ・ハウスダストなどによる鼻の不快感を軽減することが報告されています。
 
●「ラクトスマート」
本品には独自の乳酸菌CP1563株由来の10-ヒドロキシオクタデカン酸(10-HOA)が含まれます。乳酸菌CP1563株由来の10-HOAには、BMIが高めの方の体脂肪を減らす機能があることが報告されています。
 
●「食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。」
●本品は、事業者の責任において特定の保健の目的が期待できる旨を表示するものとして、消費者庁長官に届出されたものです。ただし、特定保健用食品と異なり、消費者庁長官による個別審査を受けたものではありません。
●本品は、疾病の診断、治療、予防を目的としたものではありません。