アスリートからの転身!COO小野澤にきくArteryexのこれから
これまで健康コラムを中心に更新を進めて参りましたがもう少し多角的に
内側からもぜひ当社のことを知っていただけたらと思い主要メンバーを中心に社内インタビュー企画を数回にわたってお届けしていきます。
色々な角度から会社や事業についてご紹介ができればと思っておりますが、初回はArteryexのマーケティング第一人者!でもあるCOOの小野澤にあれこれをお聞きしていきたいと思います。
小野澤は自身の紹介記事も執筆しておりますので前情報を入れたい方はぜひこちらもどうぞ!
インタビュアーはnote執筆者の伊藤が担当しております(^^)/
元アスリートが選ぶセカンドキャリア
伊藤:小野澤さんはアスリートからマーケティングの第一線に転身され、コンテンツマーケティングを武器にご活躍されていますね。まずはこれまでのご経歴について改めてお伺いさせてください。
小野澤:私は大学時代にハンドボールで日本一を経験しました。その後、ありがたいご縁で高級ジムのパーソナルトレーナーとしてキャリアをスタートすることになりました。
正直、体育教師や海上保安官を目指していたので、トレーナーの仕事は想定外でしたが、「新しい道に挑戦しよう」という思いで飛び込んだのがきっかけです。
その後、教える立場としてより上質な情報を提供したいという想いから健康についてのブログを始め、独学でコンテンツマーケティングを学びました。少しずつ「ユーザーにとって役立つ情報とは何か」を試行錯誤するなかで、「コンテンツを通じて価値を提供する」という考え方が自然と身についたように思います。
伊藤:独学でのマーケティングは大変だったと思いますが、どのようにして続けるモチベーションを保っていたのでしょうか?
小野澤:そうですね。初めは書くこと自体が苦手でした。記事が書けなかったら、自分に罰ゲームとして筋トレを課していました(笑)。
「今日も2時間やり切る」と自分ルールを決めて、とにかく書き続けることで徐々にペースがつかめてきました。良い記事を書こうと思うと、つい難しく考えてしまうので、シンプルに「書くことを習慣にする」と割り切ることが大切だったんです。この愚直さが、のちに「パシャっとカルテ」を立ち上げる際にも役立ちましたね。
「パシャっとカルテ」コンテンツマーケ秘話
伊藤:コンテンツマーケティングを通じて、自社アプリ「パシャっとカルテ」のダウンロード数を伸長させることに成功されていますが、どのような工夫があったのでしょうか?
小野澤:リリース当初は広告費をほとんどかけられない中で始めたので、「いかにユーザーの信頼を得るか」が非常に重要でした。
そのため、記事内容は「本当にユーザーの役に立つか」を一番に考え、徹底的にユーザー目線に立って企画を行いました。
自分がユーザーならどう思うかを意識しながら、「誰かのためになる記事」を地道に作り続けた結果、少しずつ反応が得られるようになりました。
伊藤:最初のうちから成果は出ていたのでしょうか?
小野澤:それが初めは手応えがほとんどなく、反応を得られない日々が続きました。それでも、アスリート時代の経験から「コツコツ積み上げること」が大事だと感じていたので、反応が出るまで愚直に続けました。
今思えば、一喜一憂せずに、習慣化して取り組めたことが良かったですね。
伊藤: 自分のペースで習慣化することで、成果につながっていったのですね!
小野澤:そうですね。反応がなかったり、結果が出なかったりする時期もありましたが、焦らずに「書き続ける」という行動が次第に結果を生むきっかけになったと思います。
事業構想と「健康銀行」への展望
伊藤:9月に新オフィスに移転され、さらなる組織拡大の準備が整ったように思いますが今後の構想についてお聞きしたいです。
小野澤:現在、「健康銀行」という新しい事業構想に注力しており、ユーザーが提供する健康データの価値を還元する仕組みづくりを目指しています。具体的には、ユーザーが健康データを提供することで、報酬を得られるエコシステムを構築しようとしています。
データは、健康づくりに役立つパートナー企業と連携し、ユーザーの健康促進につなげる活用法を模索しています。
伊藤: データ活用によってユーザーに還元するというビジョンは革新的ですね!
小野澤: ありがとうございます。国内のデジタルヘルス市場も成長の兆しを見せており、この「健康銀行」構想が新たな価値を提供できるものになると考えています。今後はデータを基に、健康維持や改善をサポートする企業と連携し、ユーザーが価値を実感できるエコシステムを構築していく予定です。
その流れの一環で経済産業省との「PHR社会実装加速化事業」の実証事業者としても採択されこれに伴い、より「健康銀行」の流れも加速していくだろうと感じています。
プレスリリース:https://arteryex.biz/news/240517/
開発体制と組織の未来
伊藤:開発体制についてもお伺いできますか?「パシャっとカルテ」には多くのリソースを割いているとお聞きしていますが。
小野澤:現在、「パシャっとカルテ」の開発には多くの開発リソースを集中させています。
ユーザーヒアリングを定期的に行い、得られた意見を反映させながら、プロダクトの改善を進めています。私たちは、トップダウンでの開発だけではなく、現場で働くメンバーが主体的に意見を出し、プロダクトに反映することを大切にしています。
伊藤:現場の意見がしっかりと反映されているのですね。組織一体となってユーザー中心のサービスを育てている姿勢が伝わります。
小野澤:はい。組織が大きくなると、どうしても意思決定がトップダウンになりがちですが、私たちは現場主導の意見を尊重し、チーム全体でプロダクトを成長させていくことを目指しています。
これが、将来的な成長に必要な体制だと考えています。
伊藤:組織全体でユーザーの価値を重視しながら成長する体制は、今後の企業組織としての成長にもつながりそうですね。
小野澤: そうですね。これからも愚直にユーザーと向き合い、価値あるサービスを届け続けていきたいと思います。
小野澤さん、ありがとうございました!
次回は引き続き、COO小野澤さんに社内の組織構想、育成についてもお話ししていただく予定です。乞うご期待!