箱庭で自分の潜在意識を覗いてみる 〜箱庭セラピー体験会〜
箱庭を作りながら、自分が無意識に感じていることに触れてみませんか?
今回は心理療法にも応用されている「箱庭セラピー」の体験イベントに参加しました。
自分が作り上げた箱庭について、主催の方と対話する時間も込みで2時間ほど。自分でも見えていない思考(潜在意識)を知り、自分の在り方を振り返る。そんな機会でもありました。
自分だけの箱庭を作る
SNS経由のイベントページはありませんが、場所は以前に「曼荼羅ワーク」の体験イベントで訪れた、ブルーオーシャンカフェです。
箱庭の作り方はシンプルです。たくさんの人形や玩具から好きなアイテムを選び、用意された箱庭の中に配置します。
自分の直感を頼りに、思うままにアイテムを配置するのがポイントです。
砂は事前に敷き詰めますが、地面にはキネティックサンドという、屋内でも遊べる特殊な砂を使います。触れた時の質感が良く、造形後も形が崩れにくいので、非常に応用が利きます。
作り上げた箱庭がこちら。この後、主催の方と箱庭を見ながら思うことを話し合いました。
箱庭療法とは?
箱庭療法とは、カウンセリングの現場でも採用されている、実践的な心理療法のひとつ。発祥はイギリスで、子ども向けのセラピーとして行われたのが、箱庭療法の始まりだそうです。
通常、箱庭療法を独立して行うことはなく、言語的面接や遊戯療法のなかで適宜用いられます。この療法では、砂やミニチュア玩具のイメージを活用してアイデアを広げ、上手下手ではなく、具体的な現実生活に近い表現から抽象的な非現実的な表現まで、再現することが可能です。よって、言葉にならない葛藤やイメージを表現しやすいのです。【下記ホームページより、一部改変】
箱庭療法の特徴に、言葉を使わずに伝え合う「非言語コミュニケーション」があります。日本では子どもの頃の遊びに通じることもあり、他の国に比べて馴染みやすいと言われています。
一方で、非言語コミュニケーションならではのスキルが要求されるため、日本で箱庭療法を取り入れている場所は少ない印象です。
箱庭を見ながら対話する
箱庭療法は臨床で使われる手段です。カウンセラーとしては、この箱庭を通じて対話を成立させることが、本来の目的でもあります。
今回は、そこまで堅苦しくないほどに、自分の潜在意識の世界を一緒に見ていただきました。
中央の木の上の鳥は、自分を指しています。5つに分けた島は、自分が認識している居場所で、各島を転々とするイメージで作りました。
・左下の島:食事会(昔はこれが大半だった)
・左上の島:バランスを重視する価値観
・上端の島:いまの活動拠点(都内近郊)
・右上の島:自分を俯瞰する機会(占いなど)
・右下の島:自分が好きなもの
中央は自分のコアの部分。左から過去・現在・未来の順番で理解します。海は潜在意識が表に現れる場所として見るのだそうです。
左にいるカエルと水鳥は自分のスタート地点を表していて、2匹のイルカは、いま感じている「自由」を意味している。そういう見方もあると言われて、かなり納得しました。
右下の島にある花を見つめる2匹のカメ。また主催の方から「この子たちは何と言っていますか?」と質問されて、色々と考えを巡らせました。
中央の鳥は、自由に様々な場所へ飛び立つ自分の可能性。木の下に怖い動物たちを置いたのは、潜在的に周りに対して抱いている恐怖心。それを乗り越えるキッカケを掴みたいと思っている。
自分なりに、そう結論づけました。
最後に、中央の動物たちを取り払い、自分にプレゼントしたいものを聞かれました。成功を意味する「花」を置きました。
自分も無意識のうちに成功という未来を心の中で描いていた。改めてそう感じました。
おわりに
今回のイベントを通じて、自分の中にある願いや恐れを垣間見れました。自分が人間関係に対する自由を求めている。そんな感じでしょうか。
普段から自分を見つめられていると、主催の方からフィードバックをいただきました。楽しい時間でしたし、本当に嬉しい限りです。
また機会があれば箱庭を作ってみたいです。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。実際は非定期ですが、毎日更新する気持ちで取り組んでいます。あなたの人生の新たな1ページに添えるように頑張ります。何卒よろしくお願いいたします。
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