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無知の知

無知の知は古代哲学者ソクラテスが提唱した概念です。

「私は自分が何も知らないことを知っている。」

というものです。

ソクラテスは勉強家で賢人だったので、町中の色んな人に議論ふっかけてました

勿論、その中には自他共に認める「賢い人」もいました。

ソクラテスは議論において、常に「何故?」を追求しました。

これをソクラテス式問答法と言います。

ソクラテス式問答法に完璧に答えられた人はいませんでした。

にもかかわらず、賢いと言われる人は自分が何でも知っていると思い込んでいます。

勿論、ソクラテスも街の人から賢人と呼ばれていました。

でも、ソクラテスは自分が賢いと思ったことはありません。

そこで、ソクラテスは悟ったのです。

「自分が何も知らないことを知っている人こそ本当に賢い人なのだ」

と。

ソクラテスは議論ふっかけすぎて嫌われてました

だから、冤罪で処刑されました。

最期までソクラテスは賢い人でした。

ソクラテスを尊敬していたプラトンがソクラテスの死後、本を書きました。

それは、ソクラテスの思想を伝えるためです。

ソクラテスは自分で本を書きたがらなかったので代わりにプラトンが書きました。

「ソクラテスの弁明」、「パイドロス」、「ゴルギアス」などです。

これらは対話方式の本ですが、とても難解です。

でも、2000年以上の時を経て私たちに受け継がれています。

まとめ


心理学でダニング・クルーガー効果というものがあります。

能力が低い者ほど自分の能力を過信してしまう

という意味です。

ノーベル賞を取った人は総じて謙虚な印象です。

先天的なものか後天的なものかは知りませんが。

賢いから謙虚なのか、謙虚だから賢くなるのか

因果関係は知りませんが、私は本を読めば読むほど「無知の知」を実感します。

高校まで全然本を読んだことがなかったので、自分が馬鹿なことにすら気づきませんでした

でも今は自分が無知であることを知っています

本を読めば知らないことが出てきます。

宇宙のことを全て知っている人は存在しません

つまりこの世に全知全能の人などいないのです

だからせめて自分の人生を楽しく生きるために私は本を読みます。


参考文献👇



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