White Christmas
74年から76年の高校3年間、授業が早い時間で終わる日は、終業のベルが鳴り出すと同時に駆けだして、電車を乗り継ぎ赤坂へ。そしていつもTBSの真向かいにある事務所(芸映)のビルの入口あたりで何をするでもなく、ただただ秀樹を待っていました。
あの頃、秀樹は家も近く、TBSの仕事が多かったから、その仕事の前や合間に芸映に寄るのは日課のようなもので。マネージャーが事務所の中で仕事の確認や打ち合わせをしている間、秀樹はドアの外に出てきてくれて、待っている私達(大抵4,5人)とお喋りし