(詩)トワイライト
いつかぼくが死んでも
死んだなんて
信じちゃいけないよ
それはにせものの死
死の形をした解放
或いは旅立ちに
過ぎないからね
夜の前に灯る無数の
トワイライトの瞬き
生命(いのち)も
そのひとつに過ぎなくてさ
灯ったり消えたりを
繰り返しているだけ
だから死んだなんて
うそっぱち
抜け殻を捨て
遥かなるあの星空へと
帰っていっただけのこと
トワイライトの瞬きが
導いてくれる
星空への旅路
いつかぼくが死んでも
死んだなんて
信じなくて、いいよ
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