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(詩)待つ子と譲る君
死を待つことは
たとえば遅れたバスを
待つようなもので
ただひたすら待つしかない
それがたとえ人生の
終着行きのバスであろうと
俺、待つの苦手でさ
だからあんなに急いで生きたのに
結局こんなに長生きしちまったぜ
今はのろのろとろとろ
死行きバスを待たされてんだから
シャレになんねえよ、まったく
死は究極の譲る、です
俺、人に譲るの苦手なんだよねえの
自己中で生きて来た俺も
そんな俺が
人生の一番最後に
最大の譲る、やって散りまする!
あゝ目出度し目出度し
※待つことと譲ることが苦手な、自分への戒めです。