この見出し画像を選んだということは、そういうことです。
先日、バースデーバルーンという小説を投稿しました。
長編小説を推敲しながら合間に書いたもので、noteで読んでいただくには中途半端な長さであり、投稿を見送っていました。
ファンタジーとして書き始めましたが、結果的に家族をテーマにした深い話になり、途中で不覚にも書きながら泣いてしまいました。そういう話です。(どういうはなし…)
この8500字をこえる小説に対し、たくさんの方がコメントをくださいました。
noteの素晴らしいところはスキやコメント、マガジン追加などで、何かしら反応をいただけるところ。
特にコメントをいただくことは、書く側としては直接、力になります。(批判的コメントはその逆の力を発揮したりもしますが…)
このバースデーバルーンは、コメントをしてくださった方々からたくさん気づきをいただきました。
真面目に書くと真面目に反応してくださる。noteは関係がやや密になるのでそこを危惧する方もおられると思いますし、コメントは特に気をつけなければならない部分だと、私も思います。
と言いながら、軽すぎるコメントをnote中に日々ばらまいている私。すみません。
コメントもそうですが、記事を紹介するってなかなか高度なことです。的確かつ短い言葉で惹きつける紹介文を書くことは、私にはできないことなのですが、それを日々やってくださる方がnoteの中にいらっしゃいます。
ももまろさん。
ご自身はコメント欄を閉じていらっしゃるので、ももまろさんとの会話はほとんどXに限られますが、毎日たくさんの方のnoteを拡散してくださっています。
そしてそこに添えられる紹介文が秀逸で、読みに行きたくなる文章をさらっと書かれる。
触れた方がいい部分と触れない方がいい部分を的確に判断しつつ、目を止めた人をおいでおいでするワードセンス。
ここにももまろさんの「なんのはなしですか」を捕らえました。貴重です。
ちなみに、私がXで拡散する時はノーコメントもしくはこんな程度です。↓
なぁにが、「キンクマらぶ🫶°・*:.。.☆」だ。
言葉の乏しさに怒りを覚えます。
ももまろさんが創作大賞のミステリー部門に挑戦されているのでぜひ読んでいただきたいですが、この小説に関してもご自身が書かれた紹介文が最もわかりやすいという。
私からなにか添えることがあるとすれば、この小説の〝表情〟についてでしょうか。
まだ連載中なので多くは語れませんが、この小説からは表情が読み取りにくい。
そこが〝味〟です。
そもそもこの物語で活躍しているのが、キンクマというハムスターですから、もとから人間のような表情はないのです。
それでいて、物語で描かれる闇が深いので、この表情の無さは不気味と言うよりはベストマッチ。
細かい心理描写があって、心に訴えるものがありながら、私の頭の中にはキンクマの変わらない表情が浮かんで、いつもなんとも言えない静けさを感じます。これがとても良いんです。ぞくぞくします。
今後も楽しみにしております。
自然な流れでももまろさんのご紹介となりました。