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曼殊沙華を手のひらに包んで
受注した共感覚アートを、しばらく描けない日々が続く。
穏やかな日がある中、温かい人に囲まれる中、
どうしても体調が悪いと上手く描くことができない。
「体調が悪い」という、色が混ざるのだ。
共感覚で観える色は一定の場合もあるが、人や感情に見える色はうごめいている。私はそれをテクスチャなどで例えているが、光が弾け飛ぶこともあって、それは絵ではなかなか表現が難しいところだ。
色よりも光や形のほうがメインに見えることがある。
弾けるポップなシューティングスターを、ボールで弾むたびに飛ばすのは
中日本ファイナリスト仲間の、友美ちゃん。
彼女の笑顔は弾むたびに小さなこんぺいとうのようなシューティングスターをいっぱいに弾け飛ばせ、周りを笑顔にする。
目を閉じて、ゆっくりとヨガの合掌をするときに手のひらが一本一本と、指が重なる様子をみた。そこから曼殊沙華の朱色が見えたのは、わっしー。
曼殊沙華は一本の茎でしゅっと生える芯の強さがあるが花は繊細で、とても細かく柔らかで、私にはそんな色と形が見えた。
人の本質やなりたい自分、そういったものは色だけじゃなく、光や形となっても現れる。
本質というものはきっと、誰もがとても美しくて、だけど私の感じる共感覚でのその人の色や形は私にしか見えないから、
だから、見せたい、伝えていきたい。
その人の魅力探しでもある、「人から観える共感覚」
少しゆっくり休んだら、来週にはまた何枚かしあげよう。
山口葵
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