11月最初のスケッチと、一期一会を大切にしたいと思った話。
今回のスケッチは色づいた葉っぱたちを中心に描きました。
裏がこんな風になってたとは、スケッチの時には気づけなかった。
葉脈が赤い血管みたいで美しいなぁ。
クヌギのどんぐりを沢山見かけるようになって
コブシの葉が黄色くなって、楓が赤くなる。
今、分かりやすく「秋!」だなぁ、と思う。
◇季節の目まぐるしい変化のこと
10月は、スケッチが沢山できました。
丁度、夏の気配が落ち着いて
視界の中に秋らしい変化が増えてきたこともあってか
常に描きたいものがある状態で。
描くものがなくて困ることを思えば
遥かに嬉しい悩みなんだけど
描きたいものはいっぱいあるのに
時間が、手が追いつかないというもどかしさもありました。
私は今のペースだと
3~6日ほどかけて2ページのスケッチを仕上げるのだけど
紙の上に描いた植物たちは
そのたった数日の間に、まるで別の姿に変わっていて。
ちょっと目を離していただけで
自分が描いた瞬間はあっという間に過ぎ去ってしまうことに驚いてた。
四季の移り変わりはグラデーションとは言うものの
なんだか思っていたよりもずっと目まぐるしいみたい。
前回のスケッチで
シジミチョウがとまったニラの実を描きました。
これが、スケッチを仕上げるまでのたった数日の間に
ドライフラワーのようにカラカラに枯れて開いていた。
この姿もまたとても魅力的なので「描きたい!」と思いつつ…
ニラ以外の植物たちも、常に、常に、変化している。
時間は限られているし、私の体も1つしかないのに
常に描きたいもので溢れている状態になって
どうしたもんか…と感じた10月の終わりでした。
だけど、今は
「一期一会を大切にする」
というところで、気持ちが落ち着いた。
このスケッチがいつまで続くのかはわからないけど
その時の私が心惹かれたものの中から
実際に描けたものだけが
その年の私の記録として残ればそれでいいんだって。
あれもこれも魅力的で目移りしてしまうけど
取りこぼしのないように
全てを描き留めていたいなんて思っていたら
私はきっと疲れてしまって、描くことが楽しくなくなってしまう。
大好きな絵を描いている時は
いつでもリラックスしていたい。
描くことが、いつでも自分にとっての喜びであってほしい。
そんな大事な気持ちを再確認できた、ここ数日でした。
もしかしたら11月のスケッチは
10月と比べて少しペースが落ちるかもしれない。
だけどその分
これまで積極的に使ってこなかった画材で遊んでみたりして
自分の中の「描くって楽しい!」を
もっともっとのびのび育ててみたいと考えています。
(あ、なんか「芸術の秋」っぽい☻)
楽しみながら、ぼちぼちやりますね。
読んでくれてありがとう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?