Mizuki

元青年海外協力隊/コミュニティ開発/エチオピア🇪🇹/国際協力/開発学/教育/イギリス留学🇬🇧/元販売員/読書/バンド/協力隊活動を終えてなにを書こうか考え中。好きな母の教えは「とりあえず寝なさい」。

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マガジン

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    • 2,072本

    JICA海外協力隊が執筆した記事を綴るマガジンです。

  • イギリス大学院留学あれこれ

  • 任地引き上げ~新活動先を探す日々

    エチオピアのディレダワ市から引き上げて、新しい任地と活動先を探す過程のnoteをまとめたものです。

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任期を終えて

1月29日をもって、青年海外協力隊エチオピア派遣2年の任期を満了しました。 なんとなく肩の荷が下りたのか、色々吹っ切れたのか、2度めの就活にも身が入るようになった気がする。 今回は、ギリギリまで何を言うか迷った最終報告の内容を。報告会に盛り込めなかった補足も多少入れつつ。 まずは2年で得た気づきから。 「私だったかもしれない人たち」私はただただ運がよかっただけなんじゃないかと思った。生まれたところガチャでたまたまSSR、これは食べもの・水・住む家・教育の選択肢に困らない

    • 私はいったい、何のお仕事をおすすめされそうだったんだ

      就職活動中、1回ハローワークも行ってみるか、と登録しに行った時のこと。 手続きが終わり、他に3人ほど乗っていたビル内部のエレベーターで1階に降り、ビルを出て駅に向かおうと歩き出した。 「あ、お姉さんちょっと!」と声をかけられて振り返ると、そこには母親くらいの年代の女性が。 「お仕事探してるんですよね?どういうお仕事お探しですか?!」と聞いてきたので、ほう、今ちょうどハロワで『登録されている分類に入ってないですねぇ…』と言われた国際協力関係ですが紹介してくれるんか?と思い

      • 感謝状をいただきました。

        JICAから書留が届いたので、何事かと思った。 筒に入った感謝状だった。 任期満了すると贈られるこの感謝状、 ①派遣国の経済・社会発展への貢献 ②日本と派遣国間の友好親善への貢献 に対するもの。 ②なら多少なにか出来たと思えるけど、①な…感謝されるだけのことできたかな…と恐縮している。 この先仕事を通してエチオピアに貢献すると決めた、帰国時の心境を思い出すのにいいアイテムなので大切に保管したい。 感謝状をいただいたけど、私としては、世界中が大混乱のなかボランティアを守

        • なんで私はイギリスで日本語の銀河英雄伝説を観ているんだ。

          イギリスに行く前から、日本のアニメや漫画が海外でも人気だという話は聞いていた。私は「ハマると(私が)面倒くさいことになる」と、あまり観たり読んだりしないほう。どう面倒くさいかというと、スラムダンクでは練習試合で号泣して翌日の自分の活動に支障が出るし、「最低限これは読んでおくか」と手を出したONE PIECEにまんまとハマって当時出ていた分のコミック全巻を大人買いしたりする。付き合いきれん。 そんなわけで、有名作品もほぼ読まないままイギリスにいった私は、そこで私より圧倒的に日

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        任期を終えて

        • 私はいったい、何のお仕事をおすすめされそうだったんだ

        • 感謝状をいただきました。

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          読書メモ:まどわされない思考

          久しぶりの読書メモ。 タイトル:まどわされない思考 非論理的な社会を批判的思考(クリティカル・シンキング)で生き抜くために 原題:The Irrational Ape -Why Flawed Logic Puts us all at Risk and How Critical Thinking Can Save the World 著者:デヴィッド・ロバート・グライムス氏 訳者:長谷川 圭氏 元々この本の第5部、世界のニュースについて書いてあるところだけを読むつもりで図書

          読書メモ:まどわされない思考

          完・エチオピアからのお取り寄せ商品は、果たして届くのだろうか。

          届きました。 注文先から「出荷したで」という連絡をもらい、そこにあった追跡システムを見る限り4月中旬以降に届くらしい、というnoteを書いたのが6日前。 …もう届いたのだが。なぜじゃ。 家に届いたときには、ワケ分からなくて笑いました。 予想配送期間とは。 一度日本の税関で開封されテープでぐるぐる巻きにされた、ちょっと変形した段ボール。開けてみて、頼んだ商品がそこに入っているのを見たとき、感動して思わず「ちゃんとある…!!」とつぶやいたら家族から「それはあるでしょ。期待

          完・エチオピアからのお取り寄せ商品は、果たして届くのだろうか。

          続・エチオピアからのお取り寄せ商品は、果たして届くのだろうか。

          2月1日におそるおそる注文してから、とんと音沙汰のなかったお取り寄せ商品。 現状確認で出したメールは結局返ってこないけれど、今週ポンっとメールが入った。 「出荷したで!(意訳)」というメールが。 …むしろ今まで6週間何をしてたんだろう、という素朴な疑問。カードの決済はしっかり当日だったやないかい。 まぁ出荷に伴い、追跡番号と追跡サイトも載せてくれていたので覗いてみる。なお普段の私は、自分が出しても相手に送ってもらっても「荷物が今どこにあるのか」なんてほぼほぼ気にしない

          続・エチオピアからのお取り寄せ商品は、果たして届くのだろうか。

          バイトリーダーは言った。「賞味期限切れの小麦粉…だと…?」

          留学先であるイギリス大学院内のバイトに応募し、なんとか学内スーパーで働けることになったところまで書いたら力尽きた前回。 やっと、バイト内容の話です。 場所はイギリスであっても小売店のすることは大体同じ。 掃除・品出し・レジ打ち、これが大半。 私は前職が小売店の販売員なので、レジの打ち方さえ分かれば大体問題ないだろうと踏んで応募したのであった。 出勤初日、まずレジ打ちをササっと教わったら10分後にはもうレジに1人で放置され、入社して1か月はレジに触れなかった前職との違いを

          バイトリーダーは言った。「賞味期限切れの小麦粉…だと…?」

          エチオピアからのお取り寄せ商品は、果たして届くのだろうか。

          エチオピアから取り寄せている商品がある。 元々青年海外協力隊員として派遣されていた国、エチオピア。隊員が派遣されている中でも最も貧しいと言われる国のひとつではあるが、近年の経済成長は目覚ましい。そのおかげか、首都のアディスアベバには、全世界向けのホームページを作って国際輸送にも対応するビジネスもあるのだ。 そのなかに、私がとても気に入った商品がある。日本からも注文できると分かり、恐る恐るポチってみたんだ。1か月前に。 私だって嬉々としてポチりたかったが、1年強滞在していた

          エチオピアからのお取り寄せ商品は、果たして届くのだろうか。

          日本の外で、ハンカチとティッシュの話。

          私が通っていた小学校では、ハンカチとティッシュは持ち物検査でチェックされるくらいの必携アイテムだった。 ちょうどイギリスでもエチオピアでも印象深いことがあったなぁと思い出したので、並べて書いてみる。他の国ではどうでしょう。 ハンカチを持っていて爆笑された日これはイギリスで経験したけど、イギリスの人たちの反応ではない。 大学院進学前の予備校(INTO)で英語コースを受講していた時のことだった。私のクラスには私を含めた日本人が2人とアジア出身者が約10人、あと中東からの人が1

          日本の外で、ハンカチとティッシュの話。

          おかえり、スーツケース

          エチオピアでひとり(ひとつ?)留守番をしていた私のスーツケースが、日本に帰ってきた。 DHLのテープで3箇所ぐるんぐるん。受け取った私の最初の仕事はこのテープを剥がすことだったわけだが、それはそれはベタベタが残る。でしょうねぇ…。 10か月ぶりに再会した私物たち。たった10か月のはずだけど、取り出してみるともうタイムカプセルを開けている気分になる。 以前noteに書いた植物図鑑は無事入っていた。 図鑑なのに、画質が荒かったりピントがやたら甘かったりして、そこがいい。

          おかえり、スーツケース

          #6 イギリス大学院の授業で、日本語を使った時の話

          書くたびに久しぶりのイギリス留学時代の話。 イギリス大学院の開発学部には日本人学生が結構いる。私の同期には20人くらいいた。それだけいると、授業もかぶればワークグループもかぶる。 Health and Development、そのまま健康と開発という授業を履修していた時のこと。急な教室変更があった影響だったのかもしれないけれど、グループワークなのに4人のうち2人が来なくて、私と日本人の友人だけが出席したワークショップがあった。事前課題で出されていたリーディング(短い論文記

          #6 イギリス大学院の授業で、日本語を使った時の話

          振り返れば、とても協力隊らしい2年だった。

          1月29日をもって青年海外協力隊の任期満了となりました。 派遣期間終了時プログラムで事務局の方が送ってくれた感謝の言葉たちは、正直なところ今一つ私の心に馴染まず、ひらひらと舞うのを見るような気分だった。相手は心からの言葉を贈ってくれているのだろうに、私に未消化の部分が多いというだけだ。少なくとも1年2か月は、任国で活動していたのだけれど。 色々あったな。 赴任して3か月というかなり早い段階でワークショップをやらせてもらえて順調かと思いきや、新年度の予算が2か月遅れでくる

          振り返れば、とても協力隊らしい2年だった。

          手元に戻したい植物図鑑がある

          「あぁ、ゴクラクチョウカですね。」 まだ写真を出して「この花なんだけどね…」しか言っていなかったが、同期は私にその花の名前を教えてくれた。 ゴクラクチョウカ(極楽鳥花)。 首都アディスアベバでとてもお世話になったホテルのカウンターに飾られていた花だった。 「見た目が特徴的だから、すぐ覚えられますよ。」 言われた通り、私は今もこの花を覚えている。 日本にいる時期と比べ徒歩移動する時間が多く(1日4~5kmとか)、ネットもさほど快適でないエチオピアで私は新しい楽しみを見つ

          手元に戻したい植物図鑑がある

          撮りたかったけど、撮れなかったもの

          趣味のひとつに「写真」があった。 エチオピアに行く前は、愛用のオリンパスOM-Dを片手に写真をたくさん撮りたいと思っていた。 今の私の手元に写真はたくさんあるけれど、そこにあるのは「エチオピアにおける私の日常か、皆の非日常」だなと思う。私が撮りたいと思っていた「エチオピアの人たちの日常」はほとんど撮れなかった。 理由ははっきりしている。 道端でカメラなりスマホなりを出すと狙われるから、だけではない。『撮る』行為が私と相手の間に線引きをして、『自分と違う』と際立たせてしま

          撮りたかったけど、撮れなかったもの

          まさか、オートロックじゃない家から閉め出されるし閉じ込められるなんて。

          タイトルままですが、オートロックじゃない家から閉め出されたうえに閉じ込められて外にも出られないなんて状況に陥ったことありますか? 私はあります。 エチオピアの地方都市ディレダワに住んでいた頃のこと。 私は同僚が大家さんの、ピンクの壁がチャームポイントのおうちに住んでいた。なんと、新築。なかなかお目にかかれない。 トイレ・シャワーと水道は外。それでも全部ついているほうが珍しい。だからそれくらいは気にしない。家具はかろうじて冷蔵庫とベッドがあるだけのシンプルな家を私は楽しんで

          まさか、オートロックじゃない家から閉め出されるし閉じ込められるなんて。