おかえり、スーツケース
エチオピアでひとり(ひとつ?)留守番をしていた私のスーツケースが、日本に帰ってきた。
DHLのテープで3箇所ぐるんぐるん。受け取った私の最初の仕事はこのテープを剥がすことだったわけだが、それはそれはベタベタが残る。でしょうねぇ…。
10か月ぶりに再会した私物たち。たった10か月のはずだけど、取り出してみるともうタイムカプセルを開けている気分になる。
以前noteに書いた植物図鑑は無事入っていた。
図鑑なのに、画質が荒かったりピントがやたら甘かったりして、そこがいい。
2019年の手帳。日記でもある。
滞在中は時間があったのでよく細々と記録していた。パラパラ見返すと面白い。
38度台の熱を出しながら初めて首都退避したとき(※新型感染症が流行る前の話)、何考えてたかなぁとめくってみたら、
ヤバい足震える。そして頭が痛い。グワングワンする。これはヤバい。熱測ったら38.56℃。もうアウトやん。完全に熱じゃん。でも止まるワケにもいかん。大根食べる。ピクルス食べる。バナナ食べる。冷蔵庫のお片付け、大事。
と発熱にあわあわしながら、とても冷静に冷蔵庫の中身を片付けていて自分で笑った。
このnoteで書いたワークショップで使った職業人生ゲームの小道具セット。
手作り感が満載。
10か月なくても暮らせたし、まぁ最悪戻らなくても仕方ないかと思ってた。けど、エチオピアに戻ったJICA事務所のボランティア調整員さんたちのご尽力で懐かしいものたちにまた会えました。
私たちが帰国した後のエチオピアは、争いはあるしネット遮断もあったしで荷物の発送に対してとんでもなく厳しくなった。荷物の中身全てチェック・リスト化作業等々あって、ものすごくお手間だったと思う。
そんななか、返していただいたことに感謝です。