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日々のかけらから考えたこと

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普通の毎日を切り取って、見えた景色をお届けします。モノより思い出。
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#言葉

ひとりの人として認めてくれた、先生の言葉

ひとりの人として認めてくれた、先生の言葉

私は先生の言葉に影響されやすいたちなのか、大人になったいまでも心に残るものがいくつかある。その中でも大切なひとつが、小学校の音楽の先生の言葉だ。

小学6年生の時、合唱合奏クラブに入っていた。合唱の名はついていたが、歌を歌うことはほとんどなかった。毎回流行りのJ-Popなどの楽譜がパッと配られ、各々好きな楽器の位置につき、先生がシンセサイザーでイントロを弾き始め、思い思いに合奏する、というなんとも

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かわいい声が聞きたくて

かわいい声が聞きたくて

我が家には「妖精さん」がいる。

「妖精さん」は、声が高い。おじゃる丸にでてくる小鬼のキスケのような声で、いつも私を励ましてくれる。

「妖精さん」と出会って、もう3年くらい経つだろうか。出会った、といっても、「妖精さん」と会ったことはない。心の綺麗な人にしか見えないらしく、残念ながら私には見えたことがない。

毎晩仕事に疲れ帰宅する頃に、「妖精さん」は現れる。

初めて「妖精さん」と話したのは、

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やさしい気持ちを選びたい

やさしい気持ちを選びたい

「かわいい、なかよく、思いやり」

髙井つき奈ちゃんが教えてくれた、大事な言葉だ。この原典は、サンリオの理念にあるらしい。サンリオHPの『いちごの王さまからのメッセージ』には、こんな説明がある。

キティちゃんは世界中の人に、『かわいい』『なかよく』『助け合い』の3つのメッセージをいつも伝えてくれている存在です。
キティちゃんがみんなに伝えている『かわいい』は、容姿や恰好のことではなく、態度や言葉

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応援できるしあわせ

応援できるしあわせ

今日は、私の大好きなまーちゃん(佐藤優樹ちゃん:モーニング娘。'20)のお誕生日だ。まーちゃんを応援して早3年、常に進化するまーちゃんからたくさん元気をもらってきた。まーちゃんを応援することをきっかけに出会えた、「応援するしあわせ」について書いてみたい。

はあちゅうさんが、どこかで、

“元気がないときは、誰かを応援するといい”

と書かれていた。
読んだ当時の私には、目から鱗、だった。なぜなら

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言葉の瞬発力を高めるために

言葉の瞬発力を高めるために

すっとぴったりの言葉が出てくる人に憧れる。

誰かと話した場面を家に帰ってから振り返ってみると、反省ばかり浮かんでしまう。

「あの人なんでこう言ったんだろう?」「あのことについて聞けばよかった」なんて思うことはしょっちゅうだし、言葉が出てこなくて頭が真っ白になっちゃうこともあるし、場を取り繕って思ったのと違う言葉を発して後悔することもある。

何か心に引っかかっているから、後々思い返すことになる

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いつでも、今の自分にしか書けないもの

いつでも、今の自分にしか書けないもの

いつでも、今の自分にしか書けないものを書いている。

過去の自分にも未来の自分にも書けないし、もちろん他人にも書けないものだ。自分が、自分の意思で言葉にしている限り。

部屋の掃除をしていたら、昔の日記が出てきた。懐かしくなってパラっとめくってしまったが最後、結局終わりまで一気読みしてしまった。

それは社会人2年目から4年目までのもので、新しい仕事や人間関係に直面してはぶちのめされて、それでも何

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「おかえりなさい」と言われて、考えたこと

「おかえりなさい」と言われて、考えたこと

「おかえりなさい」は、いい言葉だ。

仕事から帰り、マンションのエントランスを抜け、郵便受けをチェックして、エレベータホールでボタンを押して待った。到着したエレベータの扉が開くと、中から出てきたのは小さなゴミ袋を持ったおばあちゃん。おばあちゃんは自分が降りたあとの扉を片手で押さえながら、「おかえりなさい」と声を掛けてくれた。

「こんばんは」を言う口になっていた私は、とっさのことで「ただいま」が出

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本音のやりとり

本音のやりとり

noteの好きなところは、人の想いを知ることができるところだ。普段口にするのが恥ずかしかったり、意識高いと笑われてしまう(ように感じてしまう)ことをみんなが表現しているから、私もやってみようと思える。

先日、素敵な夢を聞いた。同年代の男性の、「こんな風に音楽をしたいんだ」という告白。青春だ!って、ワクワクした。生活が、とか、仕事が、とか、いくらでも言い訳できるような年代だけれど、それももちろん大

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