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“私は夢や目標が決まってないから、全部の選択肢を自分ごととして考えられる。だから、案外将来の目標が決まってないことは結構得というか、ハッピーだ と思うので”
33.山本梨央
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フリーランスでWEBメディアのコンサルやライティング、ホテルのPR企画など、肩書きひとつでは括れない多岐に渡った仕事をされている山本梨央さん。
手広いのに、ひとつひとつの仕事の厚みがすごい彼女の活動根源やなぜそんなに多くのことと深く関われるのかなどお話を聞きました。
■山本梨央(ヤマモト リオ)
大手通信関連企業に務めたのち、CINRAに転職。クリエイティブ業界の求人メディア「CINRA JOB」の事業部長を務める。その傍ら地方のWebメディア制作や、ホテルのPR企画など個人としての活動も広がり、2022年4月に独立。現在はWEB制作の仕事やBRUTUSでのライティング、独学で着付けるようになった着物関連の仕事など、ひとつの枠に収まることなく仕事をされている。
Instagram: @dejane_rio
Twitter: @dejane
_今の仕事を始めたきっかけは?
なんだろうな…目指してたわけじゃなくて、気がついたらこうなっていて(笑)
自己紹介が苦手なんですよ。
ずっと自分のやりたいことが定まらなく就職活動をしていた時は、周りに「こういう方向に行きたい」って、夢を明確に語れる人がすごく多かったから、それがないことに大きく劣等感を感じていました。
でも一時期から「別に将来の夢、なくていっか」となって(笑)
楽しい方に流されていったから、前の会社に入れて、営業に所属していたけど、話が来たから編集も、メディアの立ち上げも、地方移住の仕事、映像の制作、イベントのMC、コーディネーターも自分でやってみることになって。
流れで独立したけど、好きな編み物をしていたら「あなたの作品を扱いたい」ってお店に置いてもらえたり、興味のある場所に出向いていたらお話をいただいてライターの仕事をもらえたり。
なんでもするけど、それは明確に「こうなりたい」って決めていなかったから、寄り道できた気がします。
_影響を受けたアドバイスや言葉はありますか?
大学受験の時にオープンキャンパスに行って模擬授業を受けたんですよ。その時、講義をされていた先生の話がすごく面白くて「こういうところに興味を持ちました」っていう感想をお手紙に書いて出したんです。そしたらその教授から、彼が書いた本とお手紙が包まれたお返事が返ってきて。
「人生で学んだり、経験することの中で無駄なことなんてひとつもないんですよ」って書いてくださったんです。
その言葉は、高校生の自分にすごく刺さりましたね。今でも「なんでもやってみよう」って思うのはその先生からのお返事のおかげです。
たとえ今やっていることが無駄だと感じても、5年後の自分はそこに価値を感じるかもしれないし…。
_仕事をやり続ける原動力は?
やってみたら得られるものは絶対にあるって思っているからかな。
例えば、私が全く興味のないことでも、それを楽しんでいる人がいるってことは、自分もその楽しみ方をインストールできたら世の中をもっと楽しめる可能性が増えるはずじゃないですか。
だから、あまり接点のないことほど深く掘り下げて行きたいっていう気持ちが飽きずに続けられてる理由だと思います。
_自信を無くしたときはどうやって自分を軌道に乗せ直しますか?
沖縄に行く(笑)
私は自己評価がすごく低くて、常に自信はないんですよ。だけど、なぜか沖縄の人と話すと自己肯定感が上がるんです。
たぶん、それは彼ら・彼女らの多くが東京でバリバリ働いて、ライフスタイルを変えたい人と思って移り住んだ人が多いからかな。自分の目指したい時間の使い方を実践している人が多くて、自分と重なるところがあって。
そういう人の言葉はやっぱりスッと入ってくるし、自分のことを認めてくれる人と話をすることでバランスを取ってるところはありますね。
あと純粋にゆったりしておおらかな自然が多いから、ドライブしたりビーチでのんびりしながら、色々考えごととじっくり正面から向き合えるのにも、いいのかもしれません。
_成功と失敗の基準は?
ないです。
前に、大分県の姫島っていう人口1800人のすごく小さい島に、取材で何回か行ったんです。そこで現地を案内をしてくれたコーディネーターの女性が最終日に私が何かの書類を書いてたら、「山本さん!私たち、誕生日が1日違いだ!」って言ってきて。
生まれた年も同じで、本当に1日違うだけ。
それって生まれてきてから過ごした時間の長さで言ったらほぼ一緒じゃないですか。
で、その人はその小さな島で生まれ育って、実家同士が近いところに住んでいる人と結婚して、子供が4人いて、本当に幸せそうに暮らしていて。
同じ時間を、私は東京でほとんど仕事に全力投球して、深夜12時まで働いたあと、朝の4時まで遊びに出かけて朝10時には出社する生活をしていた(笑)
どちらがいい、悪いという話ではなくて、ただ、私個人としては東京で生活していると、周りと比べて勝手に焦ることが多すぎたなって思って。
収入も、結婚も、誰が決めたか分からない都会で言われる「成功」に違和感を抱いていたけど、その島で同じ時間を、全く違う過ごし方と価値観で生きている方を目の当たりにしてから、焦りがすごく抜けたというか。
だから、成功失敗は人それぞれだし、一般的に「幸せ」って言われていることでも、私にとって居心地が悪ければ、聞き流してしまえばいっか、って思ってます。
_ 働く中で、あるいは生きてる中で大切にしているキーワードを教えてください
楽しい方に流れること。
私の名前はPaco de Luciaというスパニッシュギタリストの『Rio Ancho』という曲からインスパイアされて名付けられたらしいんですけど、”Rio”ってスペイン語で川という意味なんですよ。
悩むこともあるけど、判断に迷った時は名前も川だし、楽しい方に流されたらいいかなって思ってます(笑)
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_新しい挑戦をすることに恐怖や、先が見えないことに不安になることはありますか?
_あなたにとって仕事とは?
_これからの日本や世界に必要だと思うことは?逆に不要だと思うことは?
_これからの夢あるいは目標は?
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