自分が今いる地点で行き詰まりを感じるのなら、それはその外の考えが必要な時
昨年10月、生き方と働き方を主題に2年前から書き溜めたインタビュー記事『LAMPPOST』を書籍化した。
最近その本をあるお店に持ち込んだ時、会話がこの本の批評に変わった。パラパラとページをめくりながら、その人は「アーティストに統一してるわけじゃないんですね」
「雑多だとお客さん手に取りにくいですよ」
「もっと職種絞った方がいいんじゃないですか」と言った。
私は思った。
ちゃうねんな〜〜〜〜。
多様なんが大事やねん。
自分のいるコミュニティや知ってる、あるいは興味のある範囲で収まって、うんうん、そうだね、これで間違いないね、って仲良しこよし確認するための本ちゃうねん。
それだと見えてる範囲以上のものは見えへんやん。
ちゃうねん。
LAMPPOST は「今見えてる範囲をもっとよく見てみましょう!」っていう本ちゃうねん。
言うならば、固定概念の外を照らす灯り。
今見えてないところを照らす街灯。
今ある範囲で満足!それでサイコー!っていうのは理想だし素敵だけど、生きてたらあーでもないこーでもないって言って何度も何度も悩むじゃない。(わたしは何回も悩んでる!)
そんな時、そこから抜け出すきっかけは、自分の知ってる範囲外のところにいる人の話だったりするのよ。
だから職種もジェンダーも年齢も偏りなく、自分軸で生きているということだけを共通点に人のお話をぎゅっっと一冊に詰めたのよ。
ということでその店主の方へ。
あの時は怖気付いてしまって、小さく「はい、そうですね…えぇ。えぇ。」とうなずいてしまったけど、今は言葉がまとまったので改めてお伝えします。
LAMPPOST は今、見えていないところを照らす心の街灯としてありたいと思います。
そのために、これからも生き方と働き方を主題に、多様な人々のお話を聞いて回ります。
必要な人には必要なタイミングで届くと信じてます。
新たな気づきをくださったことに心よりお礼申し上げます。感謝。