とらやのかきごおり

おとなになりました 記事のヘッダーは自分で撮ったものです IG🎞 https://www.instagram.com/k1nders2enen/

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最近の記事

休職日記

9月から、復職しました。 6月からまるっと3ヶ月ぐらい、たくさん休みました。 まずは、みんなにありがとうと言ってまわりたいです。 休職にあたって話を聞いてくれた人、一緒に悲しんで泣いてくれた人、私の代わりに怒ってくれた人、冷静に次取るべき行動を指南してくれた人、私の言葉にならない呻きに耳を傾けてくれた人、状況を見極めて私を1人にしてくれた人、私が静かに暮らせるように祈ってくれた人、などなど。 やっぱり変わらず、周りの人に恵まれた人生なのだなと思ったのに、 正直なことを話すと

    • 卒業

      大学を卒業しました。 4年間って超長くてあっという間だろうな〜と思ってたら、文字通りそんな感じでした。本当はあと2年ぐらい学生の身分にかまけて、目一杯遊びたかったけれど、私は今生き急いでいるので4年で卒業します(偉そうに書いていますが、4年秋学期は26単位残ってて本当に死にそうでした)。 まず初めに、何も考えずに好きな領域へ飛び込めるような環境を、22年間も不自由なく整えてくれた両親に感謝です。でもできれば門限を少し伸ばしてほしいです。 多分、いちばん「勉強したい!」と思

      • 卒業論文

        12/7 23:40 先生から添削が返ってくる。完成しないまま放り投げるような形で添削をお願いしてしまったため、若干怒ってそうな口調のコメントがたくさんついていた。自己嫌悪に陥り泣きそうになる、 12/8 0:00 日付が変わり、いよいよ提出日当日になったことに今更焦り、結論には手をつけず推敲を始める。 12/8 1:00 推敲が嫌になり、作品分析でモチーフのために取り扱った『春琴抄』をもう一度読み始める。話が美し過ぎて、胸が苦しくなる。 12/8 3:00 フェミニズ

        • 涙はじょうろによって私の心に流し込まれてジップロックの封をする

          新しい楽団の練習に初めて参加した。 多分、そういう新しいコミュニティに飛び込むのは、よく考えてみたら3年ぶり?4年ぶりかもしれないけど、私は割とそこそこ楽しみにしていて、譜読みは少しあやふやだけれど、少し早めに起きて準備をして、命の危険すら危ぶまれそうな大雨の中、7年連れ添ってる楽器を背負って、バスを乗り継いで行った。ちょっとお腹が痛かったけれど、昨日食べた焼肉のレバーが良くなかったのでしょう、恐らく。 最寄りのバス停に3分経ってきたバスは満員で、人1人分を背負っているような

          鳴く猫は鼠を取らぬ、私は取りたいけど

          最近、やることが何もない。 嘘、あるんだけど、時間を膨大に持て余している。サークルを引退してからあんなに欲してた「時間」を得てもなお、すごくすごく単調な毎日を送っている。 私は言葉に生かされている。ここに生を受けた人間はみんな等しくそうなんだけど、その実感がすごくて。春休み真っ只中の私は、バイトに行くか、家にいるか。この2択しかないわけで、後者の場合は周りに言葉で存在認識をしてくれる人がいないから、一人でよく喋るか、ラジオを流す。沈黙が怖い。言葉は聞き取れないのに。 バイト

          鳴く猫は鼠を取らぬ、私は取りたいけど

          (他人の)夢の話をしよう

          あけましておめでとうございます。最近、映画館でバイトを始めました。 物覚えがとっても悪くてやらかすことはどのバイトでも多々ありますが、取っ替え引っ替えバイトを替えているおかげで、そこそこ人当たりが良かったり、お客さんの案内とかは要領を掴んでいるので、接客系だと大体「慣れてるね」と褒めてもらえたりします。たすかる。 一旦バイト入ると大概は楽しんで、飽きるとバイトを替えてしまうルートを永遠に繰り返していますが、今入ってる映画館のバイトは、一緒に働いている人たちがみんな優しくて面

          (他人の)夢の話をしよう

          「言霊ってあるから」というフレーズを初めて聞いたのは、高3の時に行った勉強合宿の授業中だったと思う。 大学は全落ちしたけど、割と信じてはいる。声に出したら確かに叶いそうだし、達成したい目標とかだったら自分を鼓舞しているようにもなるし。いつだって私は都合のいい考えをする人間だ。 中3の時、大好きだった部活の顧問が学校を辞めてしまった。年度末の終業式、4月から高校生になる浮かれていた私は、突然の発表にただただ涙を流すしかなかった。その時に最後の挨拶をした先生は、二つの言葉を私た

          夢の話をしよう

          夢って言葉も、好きじゃない。幻想になってしまいそうだからそうやって何でもかんでも上を見上げるみたいに口に出したくない。 でもそれでも、夢を語るのなら、差し当たりこんな感じ。 ・天井に届くぐらいの大きな本棚がほしい ・6時に自然と起きられる体になりたい ・扶養控除を気にせずにバイトをしたい ・ウォークインクローゼットがあるような家に住みたい ・自分の自転車で坂道を降りたい ・普通になりたい、普通の恋人がそばにいて寂しくなっても恋人のLINEの通知があって、恋人が抱きしめてくれ

          嘘つきのくちびる

          『人に抱かれる』という、人生で初めての、大事にするべき体験を、大事にするために文字に遺すことにした。 つい数日前のことだけど、数日経って思い出せるのは「怖かった」ということだけ。ずっと怖かった。これまで神話のように言い聞かせられてた痛さとか快楽とか、そういうのは分からなかったし感じる余裕もなかったけれど、私の頭上にいる彼がずっと別人のようだった、おかげで畏怖の感情で埋め尽くされている。 付き合ってから"そういうこと"をするタイミングが早すぎるんじゃないか、とか、相手は手慣れて

          嘘つきのくちびる

          現像

          わたしは大学でなにを勉強しているのかと問われると、よくわからない、と答えてしまう。ちゃんと大学に行っているしわたしは私の学びたいことをめいっぱい吸収しようとしているけど、傍から見たら要るはずのない貴族の教養をかじっているようにしか見えないんじゃないか、とも思う 浪人した時に現実逃避のように三菱一号館美術館へ足を運んだ。あのとき、丸の内の高層ビルが立ち並ぶ中にたたずむ明治のレンガの色、忘れたくない。母に「美術館に行く」と言えば遊びに行くというより高尚に響く気がして、ちょっと東