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苦(ドゥッカ)を解決する偈(げい) ルアンプー・プラモート師

人生でどうしようもない苦(ドゥッカ)に出会った時

ルアンポーは一つの偈(げい)を捧げたいと思います

人生で非常に重い苦に出会った時

どうしても解決できなくて

ストレスでどうしようもない時

この偈を念じるのです

この偈はとても短いのです

その偈とは

「それはいずれ過ぎ去っていくのです」

過ぎ去らなかった苦は今まであったでしょうか?

無いのです

私たちの人生でどれだけの苦が過ぎ去っていったでしょうか

全ての事が過ぎ去っていったことがわかるでしょう

幸せが生じた時でも

この偈を念じることも出来るのですよ

「それはいずれ過ぎ去っていくのです」

すると私たちは

幸せを探す為に駆けずり回ることにはまり込まなくなるのです

人生にどんなことが生じたとしても

それが幸せであれ、苦であれ

善であれ不善であれ

この偈を念じるのです

「それはいずれ過ぎ去っていくのです」

すると

私たちのサマーディ(集中)が静けさを呼び込んでくるのです

そして

本当の姿を観るのです

本当に過ぎ去っていくのか

そうでは無いのか

幸せが生じた時

それはいずれ過ぎ去っていくのです

よく観察してください

最後は本当に過ぎ去っていくのです

苦が生じた時

そしてどうすることも出来ないとき

この偈を念ずるのです

「それはいずれ過ぎ去っていくのです」

そして

本当に観察するのです

過ぎ去っていくのか

そうでは無いのか

そして

本当に過ぎ去っていくのです

自分自身を励ますのですよ

私たちの人生のすべての事は

いずれ過ぎ去っていくのです

私たちの身体もいずれ過ぎ去っていくのです

私たちが愛する人もいずれ過ぎ去っていくのです

私たちが嫌う人の身体もいずれ過ぎ去っていくのです

どれ一つも

「自分の所に届いては離れないもの」というものは無いのです

少しづつ自分自身に教えるのですよ

もしもサティが十分で

心が定まったならば

真実を観るのです

しかし

もしも心の品質がまだ十分でないのならば

この偈を自分自身に教えてあげるのです

この偈は特別な偈(げい)ですよ

何度も念じるのですよ

すると良いサマーディ(集中)を生じさせるのです

仏歴2567年7月29日


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