第134回:ヒガクレ荘で「棚店主」はじめました
こんにちは!あみのです。
先日、静岡の「ヒガクレ荘」という本屋で、貸し本棚の棚店主をはじめました。(いわゆる古本コーナーです)屋号は「つつじ森文庫」といいます。
今回の記事は「つつじ森文庫」を始めたきっかけや、この本棚に置く本を選んでいた時の私の気持ちのお話になります。
始めたきっかけ
学生時代に読んでいた本など自宅に読まなくなった本がたくさんあるけど、1冊1冊に思い出があるから簡単には売りたくない…と思っていた私。
せっかくだから本が好きな人に私の思い出を受け取ってもらいたい!と考えていたところで下記のブログを発見し、ヒガクレ荘の存在を知ります。
ヒガクレ荘には「貸し本棚」というコーナーがあって、1ヶ月3500円で店内の棚の1スペースをレンタルすることができ、自分の好きな本を自由に置くことができるらしい。
また、ブログ内で書かれていた店名の由来も何かの物語の世界のようでとても素敵だなと惹かれました。
記事が数ヶ月前のものだったのでスペースが開いているかわからないけど、これなら理想に近い形で思い出を受け取ってもらうことができるかも!と思い、まずは貸し本棚がどんなものかを知るためヒガクレ荘に行ってみました。
ヒガクレ荘に行ってみた
ヒガクレ荘はJR静岡駅から歩いて15分ほどの場所にあります。入口が小さくてちょっとわかりにくかった(^^;とても小さな本屋なので、本屋というよりは誰かの書斎にいるようなあるいは秘密基地のような不思議な空間でした。店内も静かでとても居心地がいい。
まずは例の貸し本棚を物色。
本棚のラインナップから好きなジャンルや読書スタイルが予想できたり、私にはないアイデアで各自好きな本をレイアウトしていたりと、棚店主さんごとの個性を感じられました。いつか棚店主さんご本人にも会えたらいいな…とも思いました。
古本って個人的に抵抗があるのですが、「棚店主さんの思い出を受け継ぐ」と考えると置いてある本の1冊1冊がとても味わい深く見えてきました。
中には置いてある本に実際に読んだ感想を添えていた棚店主さんもいて、棚店主さんの読書愛が伝わってきました。
実際の貸し本棚を見ていたらやってみたい気持ちが更に高まったので、店員さんにスペースが開いているかどうか聞いてみたところ、1ヶ所開いていたので私も挑戦することにしました!
自宅にて置く本を選ぶ
通学時の電車内で読んでいた本、大学の空き時間に読んでいた本といった学生時代に好きだった本を中心に置きたい本を選別しました。本が好きな人におすすめしたい作品がたくさんあったので、選別作業はかなり時間がかかりました…。
今回は自己紹介も兼ねて、私の普段の読書傾向がわかりやすいチョイスにしてみました。ミステリーや青春小説が多めですね。小説以外にも漫画も何冊か入れてみました。
特に印象に残っていた本や、何度も繰り返し読んだ本には手書きのプチ感想文もつけました。読んだ本を通して、自分らしさを発揮できるところが貸し本棚ならではの魅力だと思いました。
また今回こだわったのが、お気に入りの恋愛小説を何の作品かわからない状態で販売する「バレンタイン文庫」という1冊です。
自分のご褒美用のチョコレートを選ぶ感覚で手に取ってほしいと思い、この本はラッピングが少し凝ってます笑。
今回のバレンタイン文庫のような季節に合った本のセレクトも今後何回かやってみたいですね!
このようにしてサムネイル画像のような本棚が完成しました!カバーイラストが特に好きな作品を目立たせて置いてみるなど、非常に私らしい配置になったと思います。棚いっぱいに本を置いているので、もし行く機会があれば「つつじ森文庫」で私の「好き」を感じてみてください。
最後に
「つつじ森文庫」もnoteと同様、私の「好き」を発信する場として上手く活用していきたいと考えています。これから月1,2回程度新しい本を追加するほか、noteでも「つつじ森文庫」の近況を報告する記事を書いていきたいな…と思っています。
またヒガクレ荘では、貸し本棚の他にも「本」をテーマにしたイベントが定期的に開催されているようなので、今後そういったイベントにも参加していきたいです!
ちなみにヒガクレ荘は本屋ではありますが、雑貨屋のように気軽に入りやすい雰囲気です。新刊書籍だけでも写真集や図鑑、エッセイといったおしゃれな本がいっぱいありますし、可愛い雑貨とか文房具も売っています。商品を見ているだけでも楽しいお店です。
静岡に住む本が好きな方、あるいは(今は厳しめですが)静岡に行く予定のある方、良かったら「つつじ森文庫」をよろしくお願いします!
★お店の雰囲気がわかりやすい記事貼っておきます!