「僕のちんこにピアス開けてください」7
明日俺は二十歳になる。誕生日。どれだけこの日を待ったか。
学生証を机に置き、生年月日が写るように携帯のカメラで撮影した。
いつものように、俺の言葉だけが並ぶDMを開き、普段より長い文章を打ち始めた。
「おはようございます。明日二十歳になります。紗季さんと出会ってからこの日をずっと待ってました。僕、紗季さんに見てもらいながら、ちんこにピアス開けたいです。変わらない、というか、最初に感じた気持ちより、比べものにならないぐらい、今の気持ちの方が強いです。お願いします紗季さん