ねこへの感謝

今日も　ねこに　怒られる
味つけが　濃いんじゃあないのか
と　怒られる

もう少し　塩分を　気にしたほうが
いいんじゃあないのか
と　怒られる

キミが　食べるわけじゃ
ないんだから　いいじゃない

との言葉は
ごくん　飲みこんで
へへへへ　ごめんなさい
表情で　こたえる

昨日も　ねこに　怒られた
文章に　あたり散らすのは
やめにしないか　まったく
と　怒られた

キミは　なんにも
知らないじゃないさ
知らないくせに
知らないくせに
知らないくせに

との言葉は
ごくん　飲みこんで
へへへへ　ごめんなさい
表情で　こたえた

ウチのねこは　なにかと　言ってくる
口うるさいくらいに　言ってくる
お母さんみたいに　言ってくる

もう　うるさいなあ
思うことも
なくは　ないのだけど
わたしみたいなのには
口うるさいくらいで
ちょうどいいのかもなあ
なんて　思うこともあるし
感謝も　している

本物のお母さんに　感謝したことなんて
一度も　ないのだけれど
ウチのねこには　けっこう
感謝している