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オードリー若林さんを想う

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オードリー若林さんについて綴ったnoteの纏めです
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#オードリー

オードリー若林さんの次なるエネルギーの発散先とは?

「(テレビの出演数ランキングの)この20位見る限りさ~、一番俺がテレビを楽しんでないだろうね。…(中略)…俺が一番疲れてんじゃないかな」 「坂道を駆け上がっているっていう感じではないね。大平原を体が壊れない感じで走ってるかもしれない」 「誰かに悩み相談したいんだけど、誰にすればいいかが分かんないんだよね」 「決めてほしいのよ、もっとテレビに出たほうがいいのか、抑えて何々した方がいいわよ、なのか、何を頑張ったほうがいいわよ、っていう」 「突拍子もないプロデュース方法を言

オードリー若林さんが解き放った「没入」への渇望とは?

「『イノセント』な部分が出て、相手もそういう『ゾーン』に入った時って、時間の感覚とかなくなったりとか。まぁライブが多いんですけど。そういうことを心待ちにしてるって言うか、基本はそこ軸なんですよ、俺は」 「なんかもうそればっかり。その『イノセント』の時間というか空間、『ゾーン』ばっかりですね、目指してるのは」 「藤沢周さんっていう小説家の方が大好きで、スケボーの小説を20年前に書いたことがあるんですけど、『オレンジ・アンド・タール』っていう。スケボーでジャンプしている少年が

オードリー若林さんが向き合ってきた『傷』とは?

「物心ついた時から今日までの傷がなければ、土曜深夜1時から3時に12年間喋り続けることも、(中略)この本を出版することも絶対にできなかった」 「痛みを構造的に理解しようとしてきた」 「傷と向き合ってきた。それだけが今の俺を支える自信だ」 文庫版『ナナメの夕暮れ』に新たに加筆された文庫版のためのあとがきの中で、過去を振り返る若林さんから差し出されたパンチラインからは、若林さんを形作ってきたものが、傷であり痛みであり、それらと向き合い、腹に落としてきたプロセスであることが明

思考の余白を残すオードリー若林さん

「メディア側はすぐ消費したがるから、タレントを」 星野源さんのオールナイトニッポンにて、ゲスト出演の一期一会について語った若林さん。 「(星野さんのラジオに)ゲストでどうですかっていう話が何度かあったけど、まだ機が熟してないっていうか、タイミングがまだだっていうので、でもホント今日で1番ベストタイミングなんでしょうね」 「もうちょっと早かったら、俺もうちょっと卑屈に下から入ってましたね」 若林さんは、熱を帯びるニッポン放送石井玄さんからの度重なる出演オファーにも、焦ら

オードリー若林さんも憧れる人気コンビが手にすべきものとは?

この秋にレギュラーを4本増やし、今最も勢いにのるコンビとは? ● 漫才・コント問わず多彩かつ鋭角なネタで東西の賞レースを席巻し ● 大阪・東京のネタ・ロケ・トークで長きに渡り結果を残し続け ● YouTubeのチャネル登録者数はコンビ芸人トップクラスの144万人 ● エピソードトークを中心としたYouTube動画の視聴回数は1本あたり100万回に迫り ● コンビ共に生粋のギャンブラーでパチスロをこよなく愛し ● 大柄のツッコミは痛風に苦しみつつ、料理やマジックとい

オードリー若林さんの本音を運ぶ箱船とは?

『スキルのこと反省してるじゃん、もう人間全体鍛えないと、そこの伸び代ないよ』 「たりないふたり2020〜春夏秋冬〜春」で、若林さんが山里さんに自然体で届けた言葉を聞いた瞬間、長らく探していたパズルが「カチッ」っとハマる音がした。 「そうか、、こういう全体像か、、」 組みあげたパズルを前に込み上げた万感の思いが、若林さんの人気を確たるものにしている思想に触れた悦びを表した。 ---------------------------------------------- 「

コンテンツ展開の戦略性とオードリー若林さんの活用に見るテレビ各局の隆盛の見通しとは?

YouTubeで今1番面白い番組の切り抜きは何か? ダウンタウン後の覇権を取らんとする千鳥の『チャンスの時間』 大悟さんの指示通りにノブさんが楽屋挨拶に対応する『ノブの好感度を下げよう』や、 ツッコミ芸人が躍動する『バーニングツッコミ』など、傑作企画が多数 「ホンマにおもろいな〜」というホットな余韻を残しつつ、動画の最後に千鳥から ・番組をフルで見られるのはABEMAであること ・プレミア会員なら過去の配信も見られること がしっかりと宣伝され、リンクが案内される。

想いと認知のギャップを埋めるオードリー若林さんと夜回り先生の実地の迫力

人は特技や強みを通じて人の役に立てる。 物を作ったり、システムを構築したり、物語で感動させたり、ネタで笑わせたり 世の中には、多くの人に役立つ人が存在する。 雇用を生み出す起業家、天才科学者、アカデミー賞映画監督、有能な政治家など 俗に影響力のある人と呼ばれる人々だ。 生まれ持った才能と努力によって磨かれたスペックにより、多くの人の課題を解決し、欲を満たす。 若林さんは紛れもなく影響力のある人だ。 若林さんの社会貢献若林さんはどのように多くの人の課題を解決し、欲

彼こそが芸人の最終形態。オードリー若林さんの対極を行く万能の自己完結型芸人とは?

マルチチャネル、マルチコンテンツのエンタメ現代に一番勢いのある芸人さんは誰か?   ● コントで圧倒的な実績を上げつつ、漫才でも賞レースを駆け上がり、 ● ゴシップやゲスキャラ、マイナースポーツをフックに露出を増やし、 ● トーク番組では突っ込みの技術と、エピソードトークで確実に爪痕を残し、 ● MCとして場を回すスキルを持ち、いじる側に立ちつつ、いじられも得意とし、 ● ドッキリはかける方でも、かけられる方でも結果を出し、 ● 複数のYouTubeチャネルでエッヂ

深堀型スタジオゲストトークを覇するオードリー若林さんの3種の神器と自らに課した制約と誓約とは?

続けざまに2つの番組が同じ方向に企画を切り替えた。 向かった先は、若林さんが主戦場とする「深堀型スタジオゲストトーク」の舞台だ。 方向を切り替えたのは「櫻井・有吉 THE夜会」と林修先生の「日曜の初耳学」。 「櫻井・有吉 THE夜会」は”夜会ハウス”と呼ばれる一軒家にゲストを招いてのトーク形式に切り替え、「日曜の初耳学」は"インタビュアー林修”という林先生によるゲストへのインタビュートークをコーナーに設けた。 「深堀型スタジオゲストトーク」はTVショーの1つの花形であ

オードリー若林さんを隔てる思考の特質性とは何か?

芸人さん全員がもれなく震撼する瞬間とは、どのような瞬間であろうか。 数多の芸人さんがいる中で、その価値観は様々であり、琴線に触れるものは当然一色淡ではない。 だが、『人志松本の酒のツマミになる話』で、松本さんが語った休みの日の過ごし方は、間違いなく全芸人さんが震撼するものであった。 本日は、戦慄の松本さんの休日、そして若林さんの休日の過ごし方を通じて、突き抜ける人の持つ共通項を紐解き、そのプロセスの中で見えてきた若林さんを隔てる思考の特質性を言語化していきたいと思う。

オードリー若林さんに続くか?3色のトークスキルを持つ注目の若手芸人とは?

トーク番組界隈に新風が吹いている。フレッシュさには欠けるものの、安定感があり暫くは吹き続けそうな、そんな予感のする、どこか懐かしいニオイのする風だ。 先週の『あちこちオードリー』、ゲストは伊集院光さんと見取り図の2人。 昨年のM-1最終決戦進出から東京のテレビでの露出が増えている見取り図だが、盛山さんの確かなフリートークの力で各番組で存在感を放っており、若林さん相手にどういうムーブを見せるか楽しみにしていた。 結果、十分な手数と安定感で存在感を発揮し、今回も業界内での信

オードリー若林さんは『審査員長・松本人志』のフォーマットでは、くりぃむ上田さんに勝てないのか?

『審査員長・松本人志』の第3回が4月28日(水)に放送された。 時間は21時からの2時間に拡大。 3回目にしてついにゴールデン進出だ。 番組を観て、改めてこれは若林さんの番組ではないのかな〜と感じた。同じように感じた人も多いのではないか。 今回は、この感覚的な「若林さんじゃない感」を、前回投稿で用いた 『おもしろい』=①事実②見解③発想の総量 の切り口を用いて紐解いてみたいと思う。 1.『審査員長・松本人志』のおさらいまず『審査員長・松本人志』のおさらいをしたい。番組

オードリー若林さんの『おもしろい』の正体とは?

『おもしろい』とは何なのか? 「おもしろい番組」 「おもしろい企画」 「おもしろい話」 幸運にも世の中には『おもしろい』コンテンツが溢れているが、人それぞれ、その時々で『おもしろい』に込められる意味合いは異なる。 同じバラエティでも 『カメラが捉えた衝撃の瞬間25選』と 「オードリーのトーク番組」の『おもしろい』 は異なるし、 同じオードリーのトーク番組でも 『あちこちオードリー』と『オールナイトニッポン』の『おもしろい』も異なる。 今回は、コンテンツの『おもしろい