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信頼構築における人間関係のレベル

こんにちは、山田晃義です。
今回も、書籍「リフレクション」から得た学びを投稿させていただきます。

今回は、前回の記事で触れた信頼関係構築の部分とも非常につながりのある、人間関係のレベルについて紹介させていただきます。

少し聞き慣れない言葉かもしれませんが、わかりやすくサクッと解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

また、最後には人間関係のレベルと私たちの概念である建設的合意の重なりについてもお伝えさせていただきます。

前提となる概念 〜心理的安全性〜

まず著者は、人間関係のレベルを説明するにあたって、心理的安全性という言葉を用いています。かの有名なGoogleも取り入れている概念であるためご存知の方も多いかもしれませんが、あらためて意味を振り返っておきたいと思います。

ー心理的安全性ー
組織の中で自分の考えや気持ちを誰に対してでも安心して発言できる状態のこと

リクルートマネジメントソリューションズ 「人材育成・研修・マネジメント用語集」より引用

直感的にも、とても大切な概念だとわかりますね。

実際に書籍の中でも、チャレンジを推進し、多様性を活かす職場を実現する上で心理的安全性を担保することは欠かせないと述べられています。

人間関係のレベル

それでは、どうすれば心理的安全性を高めることができるのでしょうか?
そこで登場するのが人間関係のレベルです。

ここで著者は「謙虚なコンサルティング」という書籍から引用し、人間関係にもレベルがあることを示しています。

人間関係のレベル
レベルマイナス1:まったく人間味のない、支配と強制の関係
レベル1:単なる業務上の関係
レベル2:個人として信頼し合う関係
レベル3:より親密度の高いレベル2の関係

書籍より引用

これまでの組織においては「レベル1:単なる業務上の関係」が当たり前でしたが、今日の組織においては、より高次の人間関係である「レベル2:個人として信頼し合う関係」が期待されていると言います。

より人間らしい関係を育むことで心理的安全性が高まり、結果として、個としてもチームとしてもパフォーマンスを高めることが可能になります。

建設的合意との重なり

ここまでで、心理的安全性の重要性やそれを高めるための一つの概念である人間関係のレベルについてご理解いただけたかと思います。

前回の記事で、建設的合意を行うには信頼関係構築が必要と説明させていただきましたが、私は、その信頼関係構築のプロセスを細分化したものが人間関係のレベルであると考えています。

すなわち、信頼関係構築においては、
①相手と自分がどの人間関係のレベルにいるのかを常に意識しながら
②共に人間関係レベルのステップを上がっていくようにして
高次の人間関係を育んでいくことが必要であると考えます。

私自身、信頼関係構築は建設的合意のプロセスの中でも非常に難しい部分だと感じていますが、人間関係のレベルという概念がおおいに活用できるという学びを得ることができました。

終わりに

今回も書籍「リフレクション」からの学びを紹介させていただきました。

心理的安全性を高める方法として人間関係のレベルに注目しましたが、実は以前の記事でご紹介した認知の4点セット共感を活用したコミュニケーションも心理的安全性を高める方法として非常に効果的です。

そちらもご覧いただくと、今回の内容に関してもより理解を深めていただけるかと思います。

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今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!


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