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「子供のままで」(詩)

ひろびろとした 星を行く
澄み渡っていく足下
ひとつ ふたつ ジャンプして
どこまでも花の種は追いかける
虫たちは無数の変化を呑み込んで
行きついたところを横目に 
足を付けていない道を失わせる勢いで
私だけが
私たちだけが
個を手放せずに生きる

くるくると回る
魂をこねながら
円や 球や 玉をつくるために
手の平をへこませて地平を模造
私たちは
変わることも恐いのに
止まることだって ずっと 恐いものだから
木の根を跨いで 木の根にまとわりついて
なんとか不安をなだめている

星を行く
どこまでかは分からないまま
星と行く
どこまでも孤独に慣れられないまま

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