Akema Takashi

MIMIGURI/DERTA Tokyo/Niigata Sci-Fi好き

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マガジン

  • プロジェクトファシリテーションの探究

    プロジェクトファシリテーションを実践探究しています 日々探究してのなまにえをアウトプットしています

最近の記事

  • 固定された記事

しごとの現場で成果を出しながら学んでいくために「つくってまなぶ、協働のプロセスファシリテーション論」をまとめました

私は、人と組織の可能性を活かした経営コンサルファームMIMIGURIで、組織や人の課題に日々プロセスファシリテーター/コミュニティマネージャーとして向き合っています また地元新潟では、インパクトスタートアップのDERTAで、地方企業や地域に根ざした課題を「デザイン」「デジタル」「共創コミュニティ」の力で解決する活動に、サービスデザイナーとして関わっています その実践の場で、デザインやプロジェクトマネジメント、ファシリテーションの技術を使って、よい体験を生み出すことを通して

    • 抽象的なことを具体的に考える

      最近、私生活の変化と、仕事量が多くなるタイミングが重なり疲れているので、駄文を書いてストレス発散します。お付き合いください 人は何をどうやって考えているのか仕事柄色々な人の思考の整理の支援をさせて頂く事が多いので、人がどうやって考えているのか?というのに常々興味がある 特に思考の抽象度というのは、ものごとを認識して、処理し、出力する時に重要になる 一人で考える時はもちろんだけど、他者と一緒に考えるような場面では、論点の抽象度が違う事でそもそも話が噛み合わないという事が頻

      • 他者にバフをかけるしごとのよろこび

        表だって成果を出す人というのは目立つ このプロジェクトを立ち上げたとか、人前で成果を発表したとか、そういう人こそが成果を出した主体として目に見える でも実際のしごとの現場をみてみると、関わるすべての人が立ち上げ人ではないし、先頭を切って表に立つ訳ではない 私は普段プロジェクトマネージャーとして仕事をしているが、プロジェクトマネジメントという仕事は、それ自体が何か直接アウトプットを生み出すものではない。プロジェクトに関わる人が自分らしく、やるべきことに向かい、その中で才能

        • 共創しようというけれど | デザインイベント DERTA Jam LT まとめ

          2024年10月19日(土)新潟のデザインコミュニティイベント「DERTA Jam」に呼んで頂きLTしてきました この記事では、そこでお話させていただいたスライドを元にまとめ直します。聞いて頂いた方も、そうではないかたもぜひ読んでみてください DERTA Jamの参加は一年ぶりぐらいになるのですが、とても暖かい雰囲気で楽しく話すことができました 一緒に登壇した木村さんが「東京では専門性ごとにある程度人数があつまれるから、領域に閉じてしまうこともあるが、新潟ではそもそも専

        • 固定された記事

        しごとの現場で成果を出しながら学んでいくために「つくってまなぶ、協働のプロセスファシリテーション論」をまとめました

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        • プロジェクトファシリテーションの探究
          6本

        記事

          おとうさん!おもしろいおはなしして!をデザインとファシリテーションでなんとかした話

          6歳の親戚の子と我が子と私の3人で一緒にお風呂に入る事がある 私が2人をお風呂に入れると、私以外の両親の負担が減るので大変喜んでもらえるし、子供とお風呂に入る時期も限られるからできるだけこの時間も大切にしたいと思っている ただ、2人とも遊びに熱が入ってくるとなかなかお風呂に入ってくれない。そういう時には「お風呂でおはなしをしよう」と言うと興味を示してくれる 何の話をするんだ?と不思議がるので、「どんなおはなしをしてほしい?」「こわいおはなし?」「たのしいおはなし?」「ふ

          おとうさん!おもしろいおはなしして!をデザインとファシリテーションでなんとかした話

          組織が自分で変容するために何ができるか:組織変革のためのプロセスファシリテーション

          組織変革は組織が自分で変わろうとする活動だ私は人と組織に関わるコンサルティングファーム株式会社MIMIGURIに所属して日々組織の課題に関わっている 様々な組織に関わる中で、組織変革というのは組織が自分で変わろうとする活動だと日々感じる。外部の人間が一足飛びに答えを出すことはできない、一緒に考え悩みながら変化のための苦楽を共にし、知恵を絞り、愚直に行動していくしかない 組織の主体者である人が、自ら組織を変えようとする活動を支援したいと思っている。そのプロセスは成果と学びが

          組織が自分で変容するために何ができるか:組織変革のためのプロセスファシリテーション

          続・リーダーシップがわからない:私とわたしが重なるところ:

          当事者性について以前の記事で書いていて、私にはまだわからないことがあった 自分が置かれている状況に対して、自分が「どんなところに当事者性を持つか」を「自分で決める」というのが大切だと書いたのだけど、では、どうやって自分で決めたらいいのだろうか 当事者性を見出すところをどうやってきめるのかやりたいことできめるのか なんとなく「この人をたすけたい」という想いだったり「見逃すことができない」という正義感や違和感のような気持ちだったり、また「たのしい、おもしろそう」という好奇心

          続・リーダーシップがわからない:私とわたしが重なるところ:

          リーダーシップがわからない

          思えばリーダーという立場を自分ごととして考えた事がない人生であった 学級委員長になったことは特に無いし、高校生の時の美術部で部長だったような気がするのだけど、ちょっと記憶が定かではない そんな感じなので、もし実際部長だった記憶が事実だとしても、自覚が全くないリーダーだったということなので実質リーダーではなかったのだと思う 社会人になって直ぐの私が20代のころは、デザインの現場は経験値がものを言う世界だったことと小さな会社を渡り歩いていたこともあり、下っ端として働いていて自

          リーダーシップがわからない

          だんだんカタチを成すもの-デザイナーキャリアの振り返り

          キャリアというのは雲に形を見出すようなもの、かもしれない 車の窓から外をみながら「あれはいるかのかたちだね」と5歳のむすめが言った 私の住む新潟には台風が接近していて、3日後には大荒れになるとニュースで言っていたけどその時はまだ晴れていて、台風特有の量感のある雲が空の高いところに大きく横たわっていた 確かになんとなくいるかに見えない事も無いなと思って、あの辺がヒレかな?などと当てずっぽうに答えていると、「親子のいるかだね」と、むすめ 二頭いたのかとまた形をさがして会話

          だんだんカタチを成すもの-デザイナーキャリアの振り返り

          プロジェクトファシリテーションの探究#3 プロジェクトの2つの目標

          前回プロジェクトファシリテーションの仮説定義を行いました。 今回はプロジェクトファシリテーションが何を目標にするのか、何を達成するための技術として考えていけばいいかの、方向性について考察していきます プロジェクトの2つの目標成果を達成するための目標 まず、プロジェクトには、プロジェクトチームが組成された目的を達成するための「成果目標」を設定する必要があります 具体的に、いつまでにどんなアウトプットを行い、誰にどんな影響を与えられる状態になっている必要があるのか プロジ

          プロジェクトファシリテーションの探究#3 プロジェクトの2つの目標

          プロジェクトファシリテーションの探究#2 可能性と定義

          なかなか具体的な内容にはいれないが日々探究は進めています(なんだか堅苦しいので今回からですます調に変えました) 最近は研究者と他領域の専門家とのディスカッションを重ねているので、もう少しまとまった内容としてアウトプットできる機会も増やし、もっと具体化していけると思います 探究はまだはじまったばかりなので焦らず散歩のようにフラフラと一歩づつ進めていこうと思っています 今回はプロジェクトファシリテーションについて、その定義といくつかの補助線となる観点をアップデートしたので書

          プロジェクトファシリテーションの探究#2 可能性と定義

          プロジェクトファシリテーションの探究#1:プロジェクトワークショップ

          プロジェクトファシリテーションの探究前回、プロジェクトファシリテーションの探究について、まずその前提になる世界観を書いてみてた あらためて、プロジェクトファシリテーションの探究の今の所の問いは以下のようなものだ プロジェクトファシリテーションの問い 私たちはいかに、 早い速度⇄高い品質 緊張と集中⇄安心と信頼 論理的⇄創造的 コトに向かう⇄人に向き合う 抽象的⇄具体的 わかる⇄わからない 問題の解決⇆問題の発見 を両立または行き来し続ける事ができるか?

          プロジェクトファシリテーションの探究#1:プロジェクトワークショップ

          プロジェクトファシリテーションの探究#0

          プロジェクトファシリテーションのおぼえがきあなたが旅に出る前に計画を立てるところを想像してみてほしい どういうところから考え始めるだろうか ふと駅で温泉街のポスターをみて、旅に出たくなることもあるだろうし、一年に一度自分の人生について考えるために決まって訪れる場所があるかもしれない 気の合う友人とファミリーレストランでたわいのない話をしている時に、たまたま次の週末の予定があいていることを互いに気づき、行ってみたかった店の話で盛り上がるところから始まる旅もある はたま

          プロジェクトファシリテーションの探究#0

          むすめのYouTube熱中について悩んで話して実践したはなし

          ここのところずーーーーーーっと娘がyoutubeとゲームにハマっていて、何をするにしても「toutubeみたい!ゲームやりたい!」が先にたってしまい、家族がギスギスするシーンが多かった 私も、仕事しなくて良いのであればずっとゲームやったり、小説や映画を観て過ごしたいと常日頃考えているので、娘とあまり違いが無いなと思っていて、頭ごなしにやめろとは言えずにいた もともと言葉で注意するのが苦手なのもあり、遠巻きに見つつ、お風呂入る時とかに喧嘩していた 2ヶ月ぐらい家族で喧嘩した

          むすめのYouTube熱中について悩んで話して実践したはなし

          みちばたのデザイン

          この記事は2023年MIMIGURIアドベントカレンダーの17日目(12月17日)の記事です。これまでの記事はこちらのマガジンにまとまっています 昨日は山里さんの「組織の中でうねりをつくる」が公開されました。他者との対話に真摯に向き合う中で、ご自身の葛藤やそこからの気づきや挑戦が語られていました めっちゃいい記事でした、、私のこの記事は一旦いいので、今すぐ読んでくる事をおすすめします ……. 返ってきてくれましたか? ねぇ良かったでしょう? それでは私の話を始めます

          みちばたのデザイン

          寂しさと好奇心とデザイン

          最近「さみしさ」について考えている いきなり何だと言う感じでははあるが、自分のデザイナーとしての探求テーマについて少し見直すタイミングに来ており、考えを思うままアウトプットしてみることにした。やや支離滅裂でポエムっぽくなると思う プロジェクトのデザインに関わる仕事を多くしていると、どのようなものを作るか、という事だけでなく、その過程がどのようなものかがとても重要になる。これからますますそれが重要になってくると個人的には思っている 「ものをつくる過程」と言葉でいうのは簡単

          寂しさと好奇心とデザイン