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『わんわんパトロール事業』で、愛犬と兵庫県加古川市全体を見守る取り組み。

こんにちは、翼祈(たすき)です。
皆さんは家でを飼っていますか?それとも過去に飼っていましたか?私の家でもかつて愛犬を飼っていましたが、晩年は病気が重なって、13歳で死んで、今年で3年が経とうとしています。

3年前の今頃は、愛犬は良性と悪性の2つの腫瘍除去の手術を終えた後、認知症の様な症状が出て、外では飼っていませんでしたが、家の中で徘徊したり、くるくる回ったり、ものにぶつかって痛がったり、その後白内障になって見えなくなって、それから病院で「脳に腫瘍があるかもしれない」と言われて検査入院をした後、次の日病院で眠る様に息を引き取りました。

通常の犬の人生より短かったかもしれませんが、20代の頃、引きこもりで家から一歩も出ない私を見かねた両親が、「犬を飼って元気になれば」と、縁あって、家に来た愛犬だったので、色んな場所に家族で行きましたし、思い出もあります。

この記事では、犬の事業で、兵庫県の取り組みを紹介します。

兵庫県加古川市は、愛犬を散歩する時に見守りや防犯の活動を飼い主にして頂く『わんわんパトロール事業』を2023年12月よりスタートしました。賛同して下さる市民には、「バンダナとリードカバー」「手提げかばんと反射クリップ」のいずれかのセットを配布します。

わんわんパトロール事業』では、市民の防犯意識を向上させることを目的に、加古川市が企画しました。

今回は『わんわんパトロール事業』の概要についてお話しします。

『わんわんパトロール事業』の詳細


手提げかばんは高さ20cm、幅29cmです。反射クリップは犬の足跡のカタチをしていて、お手持ちのバッグなどに付けることができます。バンダナは一辺54cmの正方形で、愛犬の首などに巻くことができます。

『わんわんパトロール事業』に賛同した飼い主と愛犬は配布したグッズを身に着け、不審者の有無以外にも、困っているお年寄りや子どもらがいないか注意しつつ、散歩をします。

グッズの配布の対象者は加古川市に住んでいる人で、加古川市に飼い犬登録している人です。グッズの配布は1世帯につき1セット渡します。

参考:愛犬とまちのパトロールを 加古川市が新事業、協力者にバンダナなど配布 神戸新聞NEXT(2023年)

『わんわんパトロール事業』の参加は、加古川市生活安全課や各市民センターなどの窓口か、加古川市のホームページから申し込めます。申し込みは、加古川市生活安全課TEL079-427-9760まで。

私と愛犬の思い出

愛犬は中型犬でした。人を引く力が強かったので、散歩に私が連れて行くこともほぼありませんでした。

愛犬が亡くなる半年前、散歩に行っていた家族が大怪我をしていて、2ヵ月入院して帰って来ませんでした。家族が帰って来るまで、散歩に行かないわけにはいきません。それで散歩に連れて行く役目を託されたのが私でした。

散歩には行ったことがなかったので、まず散歩で何がいるかもよく分かっていませんでした。大好きな家族が居ないことで、私が散歩に連れて行くことを愛犬は不安そうにしていました。

愛犬はなぜその家族が帰って来ないのか、もちろん知りません。愛犬は、母が家族の車から荷物を下ろした時、家族の匂いのついた荷物に「帰って来た!」と玄関まで飛び込んで行きましたが、入ってきたのは荷物だけで、本人がいないことにガックリと肩を落とし、自分のいつもいるスペースに戻っていきました。それ位、愛犬にとって、その家族がいない生活は、寂しい2ヵ月でした。

私が最初に散歩に連れて行った時、「この人で大丈夫?」と、不安げに何度も私の方を振り返りました。私も初め不安が強かったのですが、回数を重ねていくと、お互いに慣れて、長い距離の散歩も連れて行ける様になりました。

一過性でしたが、犬を連れた他の飼い主とも、散歩を通して、交流できるシーンもありました。

後は「愛犬のために」と、お給料の中から、大量に愛犬の食べ物を買う生活も結構長く続きました。あの当時は、お給料で愛犬の好きなものを買う、という行動も非常に満足度の高い買い物でした。

家族が退院して帰って来て、1ヵ月後にお腹に腫瘍が見つかって、それから認知症の様な症状が出て、おむつも着けることになって、家族総出で愛犬の介護をしました。

白内障で目が見えなくなった後、つぶらな瞳を開くこともできず、ご飯を食べさせるのも目を開かず、二人がかりでやっとの思いで食べさせたり、亡くなる数日前から夜泣きが酷かったり、息を引き取る前に体重が5kg落ちておむつがブカブカになったりと、晩年は大きな病気をそれまでしてこなかった愛犬や私たち家族にとっても、試練の毎日でした。

愛犬に、「あなたもまあまあ散歩、連れて行くの上手くなったよね」という顔をされながら、病気で走馬灯の様に居なくなってしまった愛犬。

お葬式の前日、私がお風呂に入っていると、お風呂の電気が一回点滅しました。すぐに電気は点きましたが、愛犬が「今までありがとう。先に行ってるね」と、最後の挨拶をして旅立ったのではないかと、私は今でもそう思っています。

散歩も大変ではありましたが、愛犬とは喜怒哀楽な生活を、より密接して、過ごすことができました。家族の怪我は大変大きな怪我でしたが、そこで生まれた愛犬との日々は今でも大切な思い出です。


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