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知的障害のある男の子が、『KAMIKAWA・士別サムライブレイズ』に入団決定!

こんにちは、翼祈(たすき)です。
皆さんは、野球の試合を観たことがありますか?

私は高校生の時、通学していた高校が甲子園に行ったので、学校主催の応援でバスの弾丸ツアーで友達と行ったり、

大学中退後地元に戻っていた時に、両親がプロ野球の試合に連れて行ってくれました。

地元の球団がある中で、両親は他の球団にも詳しいものの、メインは他の球団のファン。

周りの席は地元の球団ファンに囲まれながら、こっそり両親は、他の球団の応援をしていました。

それでも、メガホン・カンフーバットは地元の球団のを買いましたし、あの頃が始まりでしたでしょうか?レディース用のグッズも販売される様になって、毎年そういうものは変わりますし、それ以降野球は観に行きませんが、貴重な経験をしました。

この記事では、知的障害を抱えている北海道の男の子が、独立リーグの入団が決まったという話をします。

2025年1月23日、野球の独立リーグ・北海道フロンティアリーグ(HFL)の、北海道士別市にある『KAMIKAWA・士別サムライブレイズ』は、北海道網走市にある日本体育大学付属高等支援学校3年の、男の子と、2025年シーズンの選手契約を締結したと明らかにしました。

高校や大学を卒業した後も野球を続けたい選手の受け皿となり、国内最高峰のプロ野球(NPB)への登竜門の1つにも挙げられている独立リーグに、硬式野球部がないことが普通の特別支援学校からプロの世界に入るのは異例だといいます。

今回は、『KAMIKAWA・士別サムライブレイズ』の入団が決まった男の子の今の心境などを紹介したいと思います。

『KAMIKAWA・士別サムライブレイズ』に入団の決まった男の子。球団が入団を決めたきっかけとは?

男の子は、
ようやく野球ができるんだなっていうワクワクする気持ちの方が大きいです。野球をすることを、諦めなかった人だけが野球選手になれるのだと思っていました。これから全身全霊で本気の野球に取り組みたいです
と声を大きくして言いました。

北海道厚岸町出身の男の子は軽度の知的障害を抱えていて、地元中学を卒業した後に全寮制の高等支援学校に進学しました。

中学まで野球を続けていて、右投げ左打ちの外野手で、たまにピッチャーも務めました。地域の選抜チームに選出されるなどといった実績を積みましたが、野球部のない特別支援学校では実戦的な練習はできず、いつか野球をプレーできる日に備え、シャドーピッチングや素振りなどを1人で繰り返すことしかできませんでした。

ですが、2024年8月の高校生活最後の夏、北海道栗山町をメーン会場に、日本各地の高校3年生が個人で出場する大会に参加し、7試合の出場で打率2割7分8厘、長打率5割、5打点をマークし、その活躍が『KAMIKAWA・士別サムライブレイズ』の関係者の耳に入り、『KAMIKAWA・士別サムライブレイズ』の入団が決定しました。

参考:「全力で野球やる」 知的障害持つ高校生、独立リーグ入団決定 毎日新聞(2025年)

『KAMIKAWA・士別サムライブレイズ』の球団代表の男性は、
「男の子がプレーをしている時にキラキラ輝いていました。とても応援される選手になるだろうなと感じました。良い選手になれる様に、期待しています」
と述べました。

とても夢のあるお話

私は2025年1月に、障害を抱えている男の子達などが、野球に勤しんでいるという記事を書きました。

知的障害や精神障害、身体障害があっても、「野球が好き、野球をしたい」という想いから、地元の人が監督となって、野球クラブを作っていました。

障害を抱えている方が、プロの野球選手も選手生活が始まった後で、怪我や病気、難病などを抱えている人が出て来たりもする。

中には潰瘍性大腸炎を抱えながら、野球生活をする人もいる。

それでも、プロになる前には、恐らくですが、病気や障害など発症していない頃だと思います。

ある程度、健康状態というものも、入団前のドラフト会議などで、重視されると思います。

この記事の男の子は、知的障害を抱えていても、実力が認められ、『KAMIKAWA・士別サムライブレイズ』に入団が決まった。

障害を抱えているとプロの夢を描けず、好きだから続ける、でも将来は趣味位で仕事としては続けない、という人も多いと思います。

それでも、知的障害を抱えていても、プロになれる男の子は、障害などがあるから、プロの野球選手になることを諦めていた人たちにとって、希望の光になると思います。

この『KAMIKAWA・士別サムライブレイズ』のケースから、障害などがあるからなれないではなく、実力で障害など抜きに判断して頂ける、そう変わっていけたらいいなと思いました。


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