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大阪公立大学が、猫のiPS細胞の作製に成功!世界初の快挙!ヒトと同様な効果あり?

こんにちは、翼祈(たすき)です。
皆さんは、iPS細胞にはどういうイメージがありますか?

私は2022年から所属する会社の記事に多く書いてきたので、色んなものに置き換えられることから、「万能」というイメージが1番に浮かびます。

ですが、高度な医療ゆえに、高額。今は1人につき4000万円、作製にお金がかかるそうです。

少しでもコストを減らしたいと、2025年の実用化を目指して、医療用のiPS細胞を患者さん本人の血液から全自動で作製する技術を、京都府京都市にある京都大学iPS細胞研究財団と東京都にあるキヤノンが共同開発しています。

全自動化にすることで、4000万円かかっていた費用が、100万円まで抑えられるとのことでした。

この記事では、猫のiPS細胞を作製できたというニュースとなります。

2024年9月20日までに、細胞内にある情報を初期化し、色んな組織や臓器になれる能力(多能性)を持たせたiPS細胞を巡って、猫でも高品質のiPS細胞を作製することに成功できたと、大阪公立大学、ときわバイオ株式会社、アニコム先進医療研究所株式会社、などの共同研究グループが明らかにしました。

病気の猫からiPS細胞を作製することで、治療薬の効果を確認したり、疾患を再現して解析したりすることに応用可能だとされています。

この研究成果は、2024年9月2日(月)に国際学術誌[Regenerative Therapy]の電子速報版にて発表されました。

今回は、開発された猫のiPS細胞の研究成果について発信したいと思います。

猫のiPS細胞が作製されたことで、できる様になること

画像引用・参考:世界初! 遺伝子挿入がなく高品質なネコiPS細胞の安定作製に成功 大阪公立大学(2024年)

研究グループによりますと、色んな細胞に分化する能力などiPS細胞の特徴が全て確認できたものを猫で作製したのは世界で初めてでした。

世界的に動物実験を避ける世の流れがある中で、獣医学が専門の、大阪公立大学の鳩谷晋吾教授は、
「iPS細胞がその代わりの役割を果たせるのではないでしょうか?困難を極める病気の原因解明に期待を持ちたいです」
と説明しました。

2023年研究グループは、犬のiPS細胞作製に成功しました。

その時に活用した遺伝子と同じ様なものが猫にもあって、それらを猫の線維芽細胞に入れた結果、作製することができましたが、初期化しなかった線維芽細胞が多く増殖し、iPS細胞が上手く増えないという最大の問題が生じました。

研究グループは細胞内にある情報を初期化する時に、薬剤に耐性を持たせる遺伝子を導入し、初期化していない細胞だけが死ぬ様に薬剤で処理した結果、iPS細胞だけを効率よく増やすことができました。

参考:ネコiPS細胞の作製成功、病気の解明に期待 大阪公立大 日本経済新聞(2024年)

また、採取に麻酔などが必要な線維芽細胞だけでなく、ほとんどの猫が受ける避妊手術で取り出される子宮由来の細胞でもiPS細胞を作製できました。

iPS細胞は研究機関の要望に応じて提供していく予定だといいます。

身近にいた猫

私がすべり症と坐骨神経痛のその後のことを知りたくて、整形外科に行くために、仕事を休みにした日のことです。

玄関のドアを開けると、1匹の猫がいました。

その猫は人慣れしていて、家の中に入ろうとする動作を見せたほどでした。

母は近所の人に、「見知らぬ猫が家に来ているが、どこかの飼い猫ではないですか?」と、電話をかけました。

近所の人は、「たまに散歩していると見かける猫」「近くに住む人の家に出入りし、エサを時々貰っているらしい」「うちの猫に似ているが、違う猫」

と言われて、

「よく観る猫だが、どこの猫か分からない」

とのことでした。

整形外科から帰宅すると、父がタバコを外で吸うための置いてある椅子の上に、座っていました。

父はその猫が気になっているらしく、「お腹が空いていたみたいだから、うちにあるものを少しあげた」と言っていました。

その後も、「今、雨が酷くなっているけど、あの猫は大丈夫だろうか?」と、かなり気にしていました。

その日と確か次の日も家にいましたが、いつの間にか猫は姿を見せなくなりました。

結構毛並みが綺麗な猫だったので、どこかの飼い猫だったのかもしれないですし、猫は外に出てウロウロする生き物ですし、もしかしたら住んでいるお家に戻ったのかもしれませんね。

この記事では猫のiPS細胞の話題でした。犬のiPS細胞のことを知らなかったので、人だけに万能かと思いきや、犬や猫も作製できるなんて、本当に万能な細胞ですね。


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