3/1。3月になれば、僕は、
5:30起床。
天気は曇り。
*
……。
……。
……。
「あっちへ、あっちへ」
どっち?
どっちなの?
僕は、どっちへ行けばいいの?
……。
……。
……。
「あっちへ、あっちへ」
わからない。
わからないから。
僕は、行きたいところへ行くよ。
東へ。
*
3月になった……らしい。……日付に、「らしい」も何もないんだけど。この数週間、ほとんどうちにこもっていたから、日付というものが、ぼやっとしてくる。今日は平日で……今日は休日で……。そんな風に、頭に刷り込ませないといけないんだ。……そんなわけで、本日は日曜日。翌日は月曜日。職場復帰する日だ。
休職期間……長かったような、短かったような。まあ、何事も過ぎてしまえば、短く感じるものだ。でも、充電期間としては、丁度いい長さだったんじゃないかな。とりあえず、今朝の僕は、まあまあ調子がいい。よかった、よかった。……「めちゃくちゃ調子がいい」だったら、すぐにエネルギー切れを起こすから。何事も、まあまあが一番だよ……たぶん。
近況は……そうだね。あんまり眠くなくなったことかな。……不眠症じゃなくてね。僕は、夜はぐっすり眠れるけど、昼もぐっすり眠ってしまうんだ。まあ、昼寝をするのは、それはそれでいいことなんだけど、仕事が始まると、困っちゃうから。昼寝を全くしなくなったわけじゃないけど、90分、60分、30分……睡眠時間を徐々に縮めていった。そのおかげか、昼間はずっと眠っている……なんてことはなくなった。良い傾向だと思う。
明日がやって来ることが、全く不安じゃないといえば、嘘になる。でも、明日のことを、今日考えすぎても、しょうがないよね。考えすぎたら、きっとまた寝込んじゃうから……。今日はまだ、仕事のことを考えるのは止めよう。……あ、そうだ。お詫びの品を、買いに行かなくちゃね。……それくらいかな。
さて。最後の一日は、何をして過ごそうかな。……最後の一日なんて、大げさかな。だって、日々はこれからもつづいていくんだからね。だから、特別なことは何もしないよ。いつも通りに、過ごすだけだ。いつも通りに……。
そうだね。今日は天気がいいから、日なたぼっこでもしようか。君も、どう? 眠くなったら、眠ればいいからさ。……もしも、僕が先に起きたら、お茶でもごちそうしよう。
*
「僕だけが、鳴いている」
これは、僕とドッペルさんの話。もしくは、何か(を生む/が死ぬ)話。
連載中。