マガジンのカバー画像

49歳小説チャレンジ。

52
うつ、不妊、倒産。人生のどん底で、出版を夢みて小説を書きじめたカナダ在住の49歳。
運営しているクリエイター

#大学

小説家チャレンジ22日目。

 高校で授業のレベルについて行かれず、小中学校で当たり前だった、優等生ステイタスを見事に失った。人生はじめて挫折、落ちこぼれを味わった。遅刻しかしてこないので、学校はもちろん家でも厄介者になっていたまゆみ。

 そんな高校もロクに通っていなかった人間が、海外留学するための単位をかせぐ、という目的できゅうに大学進学を決めたので、キャンパスでくり広げられているバブル文化、コンパ、サークル、学生が高級ブ

もっとみる
小説家チャレンジ21日目。

小説家チャレンジ21日目。

 けさのカナダは気温−14℃。ついさっきから吹雪になり-19℃まで降下中。まず車をヒーター全開にして10分あたためておいてから、夫に息子2人をそれぞれの学校に送り届けてもらう。そのあと朝食、洗濯機をまわしながら食器洗い、キッチンのそうじ。おわって脚ヤセエクササイズ10分、腹筋500、腕立て120、肩腕立て100。
 
 夫にたのんで電気バリカンで、伸びたサイドと後ろを気持ちよく刈り上げてもらう。3

もっとみる

小説家チャレンジ20日目。

 まゆみが受かったのは県内の大学だった。静岡との県境にある実家から、ほぼ東京にちかい横浜まで通うことになる。毎朝通学に2時間かかった。

 地元の高校に通った3年間は、家から40分の電車通学がキツくて、まいにち遅刻していた人間が、大学に受かったとたん毎朝早起きして、通学するようになった。高校は決められた制服をきて刑期を全うする囚人のような気持ちで学校に行っていた。まゆみが高校に行けなくなった理由の

もっとみる

小説家チャレンジ19日目。

 カナダはきょう立春。気温は-15℃に逆もどりして、夜中にふりはじめた粉雪がしんしんとつもっています。

 2年生で完全に落ちこぼれ、リアルなところ単位も出席日数も足りていなかったまゆみ。みんなと一緒に3年生にはなれないだろう、と思っていた。ダブり確定。でもこわくて親にも先生にもそのことを相談できなかった。きっとそのうち担任によばれる、親にも高校から呼びだしがあるにちがいない。

 そう確信してい

もっとみる

小説家チャレンジ7日目。

 けさはイギリスで、バスに乗ったりおりたりしたあと、何年も会ってない日本のいとこたちと、鬼ごっこしてる夢をみて目がさめた。6:00am。
Twitterをチェックしながら、まだぼんやりしている頭をクリアにする。1年くらい前からだんだん近くのものにピントが合わなくなり、作った老眼鏡をかけずにいたら、最近とうとうTV画面の字幕までブレてきた。どんどん視力がおとろえてきてるので、今日からメガネをかけて執

もっとみる

小説家チャレンジ6日目。

 けさ起きたら6:50。すぐJJ送るしたくをする時間だ。きのうは朝の静かな時間に物書きしようと、アラームかけてその音で5:00にJJを起こしてしまったので、けさは目覚ましをセットしなかった。プラス昨日中、かなりの腹痛で強力なペインキラーを、3錠ものんでいたので、8時間グッスリ寝てしまった。仕方なくJJとタラちゃんを送ってから、1人ベッドルームにこもって書く。

 晴れてカナダ行きのビザがおりて「や

もっとみる