見出し画像

支援員と利用者の関係は

こんにちは、精神障害ピアサポート専門員愛音です

4月1日。新年度スタートです。私は今月いっぱい休職ですが、気持ち新たに、と思っています。仕事に行かなくても家で出来ることを少しずつ見つけてやりたいです。勉強とか自己分析など。

これは完全に私の考えなのですが、ピアサポートする上で「どうしてだろう?」「なんでだろう?」が心から消えてしまったら、そこで支援が止まってしまう。
また「これはこうだよ」「違うよ、こっちが正解」これをよく伝えていくことでも支援は支援でなくなる。

疑問を持つことは相手へ興味をもっているからこそ起こるものです。興味を持ち、相手の立場になり考えて、分からなければ質問をする。興味、コミュニケーションはとても大切。

そして相手へ正解を教えるだけは支援なのか?たとえばすごく難しい数式があって解き方が分からないと悩んでる人へ答えだけ教えるとどうなります?途中の式が分からないのに答えだけ教えられても訳が分からないと思いませんか?

悩んでる人に答えを知ってた場合、それを教えるのは簡単です。でもそれはなんの解決でもない。支援とはたとえ正解に近いものを知っていても、それを教える仕事ではないと思っています。
相手に考えてもらい、どこが分からないのかそばで見ていて、ヒントを与えるのが支援ではないかと思います。
ヒントを与えるけれど、答えを見つけるのは本人です。答えを見つけたときの「これだ!」という感覚を今後の自信にしてほしいのです。

大きな壁にぶつかって、ヒントからこれだ!を見つけてもらうことで自信を育てていく。正直支援員とは大きな力があると思いません。あるのは大きな心だと思っているんです。余裕のある心。利用者さんが壁にぶつかったとき、イライラするでもなく、見守る。そしてヒントを提案して、また待つ。支援員は根気も必要かもしれない。相手を信じる、答えを言いたくてもヒントでストップさせておく。

支援員、とても不思議で、とても面白い立ち位置だと感じます。
利用者さんとの信頼関係を築くことでその面白さが更に増えていきそうです。

支援員を育ててくれるのは、いつだって利用者さんです
まだまだ利用者さんに小さなピアサポーターを育ててほしいです

*愛音*

いいなと思ったら応援しよう!

愛音
サポートしていただけたら嬉しいです🌹 これからも頑張りますね!