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反省は5分で

こんにちは、ピアサポーター愛音です

19年前の11月に父方の祖父を亡くしました
私が中学3年の時です
不登校になり、精神科に通う、目の前が真っ暗な年のことでした

両親は忙しい中私の状態を気にかけていました
まず母に言われたのが
「喪服がないから制服着ることになるけど…」
制服は見たくもない、着るなんてもってのほか、
でも15歳なりに頑張って袖を通すことが出来ました

実際お葬式がどうだったとか、
どのくらい悲しかったとか、覚えていません
ただ近所の方が家にお別れを言いに訪ねてくると
ペコ、と頭を下げた記憶だけは残っています

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人って辛いとき、悲しいときのことは覚えています
でもあるラインを越えると記憶から消去される
私はそう感じます
心の中に溜め込められる苦痛の割合は実は決まっている
いっぱいになりそうになると濃いものから消去

自己防衛本能ですね

働いていて感じるのは障害を持つ人には
1つの力がとくに強く備わっている
【忘れる力】
職員より注意を受けてしょんぼりする方はいます
でもその悲しさは人によっては5分かからず忘れます
そしてまたニコニコ笑う

これを知らない人が見ると
反省してない、悪いと思ってない、
など感じるかと思います

でも少し違うのでは?と思います
その方の人生で障害のことで注意や叱られることは
日常的にあるとしたら
その全部を覚えていたらとてもじゃないけど
たのしく生きていられない
ずっと心に怒られる恐怖が住むことになりますよね?

だから忘れるんです
その方の持っている生きる術です

忘れることがいいのか、
反省しなくていいのか、
その答えはまだモヤモヤしていますが…

私はその場で注意してその場で反省したのなら
その時はそこまででストップ
また繰り返しで注意が必要かもしれないけど
注意も1つの大切なコミュニケーションです
強すぎず、責め過ぎす、少しでも伝わるように、

工夫をして今日も仕事です

*愛音*

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愛音
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