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不登校と夏休み

こんにちは、愛音です

世の中の学生さん達は夏休みですね
私は中学3年から不登校になったのですが、
夏休みはプレッシャーとの闘いでした

あと何日で休みが終わる
そう指折り数えては気持ちがコロコロ変化
ある時は…
「夏休み明けには学校行く!
休み明けは私へのチャンス!!」
そしてある時は…
「なんで休み終わっちゃうの…!!
学校まだ行けない……!!」

コロコロ変わる気分のまま、
始業式前日には母へ宣言
「始業式には行くから朝ご飯お願いね」
その宣言を母がどんな顔して見ていたか
記憶にはありません
ただ私は復学へのチャンス!と乗り気でいた事
このチャンスを逃したら次はない
とまで思っていました

そして始業式の朝は
「愛音ちゃん、どうしたい?」
母が布団から起き上がれない私に
声をかけに来てくれました
行くことどころか、起き上がることも出来ない
布団の中で情けなく丸まっていました
布団は鉛のように重たく、動けない
昨日は復学のチャンス!と思ったのに
希望が詰まった始業式になるはずだったのに
新しい私になるチャンスの日なのに

始業式は人生のチャンスではなかった…

普段から気分がコロコロ変わる私でした
根拠のない自信で満ち溢れたり
鬱のどん底へ落ちたり
ニコニコ笑ったり
ギャーギャー泣き喚いたり
中学3年の4月から精神科通院も始まっていたので
両親は医師からアドバイスはもらっていたはず
私と一緒に診察室に入ると
先に私が診察室から出て
両親が医師と10分程話していました

だから始業式行く宣言も
両親にすると回復の兆し!
そう鵜呑みにするのではなく
興奮しているから言っている
心身のバランスはまだ取れていない
すべて知っていたと思います

だからこそ「どうしたい?」と聞いてくれたんです

両親は私に復学を強く求めませんでした
精神科にかかり病気があると分かると
治療期間だと納得していたのかも
もちろんすんなり納得できるものではない
両親も苦しい決断だったかと思います
でも今も父が言うのが
本当に辛いのは愛音だよ、お父さんじゃない
親も辛いけど1番は私だと長年言い続けてくれます

夏休み、復学について悩むご家庭もあるでしょう
闘っているお子さんもいらっしゃることでしょう
夏休みという休んでも非難されない、
罪を背負わなくていい期間が終わってしまう、
これはお子さんにとってとても重たく大きなことです
しかし親御さんもいつも優しく寄り添え続けられるものでもない
私の両親も深く悩み、だからこそ主治医と10分の相談していました

上手く言葉を伝えられませんが
始業式というプレッシャーから簡単には逃れられない
だからこそ家庭に避難所があると安心です
夏休みが終わっても、周りの子が学校に行っても、
居場所があることで、ただそれだけで安心します
部屋でも、リビングでも、庭でもいい
安心していいんだ、
そう思える場所は不登校の私を支えてくれていました
(私の居場所は部屋と階段でした)

夏休み最終日に苦しむお子さん、親御さんが減ることを私は祈るしか出来ません

*愛音*

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愛音
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