言われるまで気づかなかった私の中の変化

先日夫とケンカしてしまいました。
そして久しぶりに大泣きしました。

ここ最近私が精神的に落ち着いていて感情的になることがなかったので、ケンカ自体も久しぶりだったような気がします。

夫は基本穏やかな人なので、私が感情的にならない限り夫も感情的にはなりません。

きっかけは減薬でした。

その日は私の通院日で、主治医と減薬について話をしていました。

リボトリールにおいては、発作やめまいはメニエール病の疑いがあるため、今は耳鼻科で治療したい旨を伝えたら断薬することができました。ここまでは良かったです。

そして最近精神的にも安定しているのでエビリファイの減薬についても話をしたのですが、それはまだ早いと言われてしまいました。

エビリファイについても、ちょっと期待していた部分があったのでやはり少し落ち込んでしまいましたが、それでも、仕方がない、引き続き安定した生活を送ろうと一度は前向きになれました。しかし、主治医と話をしていたら1ヶ月以上も前から障害年金の診断書について相談しているのに未だに確認中だったり、私の症状について詳細を伝えたつもりがきちんと把握していなかったりで、不安な気持ちが募っていきました。

そのまま気持ちに余裕がない状態で家に帰り、夫と話をしていたら、

「薬が効いているんだから、無理に今すぐ減薬する必要ないよ。」

と言われてしまい…。

夫の言うことは今だからこそ冷静に考えたら正論で納得できるのですが、当時の私にとってこの言葉は更に傷つく要因となってしまいました。

“私が今安定しているのは私の努力でそうなっているんだよ？”

心の中で真っ先にそう思いました。

それからは私の思考は「何故理解してくれないの？」の一点張りで停止してしまいました。いつもの悪い癖が発動してしまったのです。

夫に感情的に気持ちをぶつけた後は、しばらくトイレに閉じこもったり、寝室に閉じこもったりして泣いてしまいました。

そして、しばらくしていたら思い出したかのように、何故思考で終わらせてはいけない、理解してもらえないと感じているならば、どうしたら理解してもらえるか考えなくちゃ、と考え直しました。

とにかく建設的なコミュニケーションが取りたくて、私から夫に理解して欲しいという自分の素直な気持ちをありのまま伝えたら、夫も感情的になることはなく、私の気持ちを優しく受け止めてくれました。
私たちはそうやって仲直りをすることができ、お互いの本物の気持ちを伝え合うことができました。

感情のままただ話すのではなく、本当に伝えたいことは何なのか、改めて考えて冷静になることの重要さを痛感した瞬間です。

その晩夫は私にこう言いました。

「mocoちゃんの病気は本当に良くなっている。だって以前だったらケンカしたら『死にたい』とか『出て行く』とか言っていたけど、今はそんなこと言わなくなった。」

そう言われて私はびっくりしたのです。

お恥ずかしい話、私はうつがひどくなると希死念慮に襲われたり、一人になりたいがために夫から一刻も離れたくて家を出て行こうとしたりしていました。しかし、よく考えればうつ状態で衝動的になるのは危険です。家を出て行ったら出て行ったで傷は癒えませんし、何をしでかすか自分でも分かりません。夫は今まで私を必死で止めてくれていましたので本当に感謝しています。

確かに、その晩夫にそう言われるまで私は「死にたい」や「家を出て行く」など頭によぎることがありませんでした。
それらを考えなくなったこと、考えなかったことすら言われるまで意識しなかったことを思ったら、何だか泣けてきてしまいました。

“私、前に進んでいる…。”

私が前に進んでいると実感できたのは、うつが酷かった時期があったから。
その時期もいつしか意識することがなくなるのかもしれませんが、どの瞬間も無駄ではないですし、今の私を生かしてくれます。大切な過去です。

未来の私はいつだって過去の私を抱きしめてくれます。

私は私を見放すなんてこと、絶対にない。
どんな自分でも受け入れてあげたいです。
だから、今も安心して明日を迎えらる。

明日の自分に会うために。

3行ポジティブ日記：

・リボトリールの断薬ができました。
・noteのお友達の里菜子＠体と心のヨーガと鍼灸さんがアボカドのぬか漬けが美味しいと教えてくださったので、さっそく我が家でトライしてみました。そしたら、今まで食べたぬか漬けの中でも一番美味しかったです！クリーミーで濃厚なのにちょっと酸味があって塩味が効いていて最高！ごはんにも合います。教えてくれた里菜子さんには感謝でいっぱいです。
・今週夫と美術館に行きました。（今週2回目です。）そこでちょっとうつっぽくなってしまいましたが、少し落ち着いたので館内を見学することができました。絵を観ていたら心も落ち着いてきたので良かったです。楽しい思い出を作ることができました。

それでは今日はこのへんで。
また次の記事でお会いしましょう。