我が家の家庭菜園〜紫色の夏野菜、なすの栄養〜
まだ7月末ですが、猛暑日が続いて屋外での活動が困難になってきました。
週末には台風も発生するようですので、急な天候の変化にも気をつけてください。
日差しの強い日が続いているため、育てている野菜も乾燥しやすくなっていきました。
特になすは乾燥が苦手な野菜なので、朝夕2回水やしをしています。
そんな水分が多い夏野菜なすの栄養と、食べる際の注意点のお届けです。
なすの色素「ナスニン」
なすには「ナスニン」と言う色素成分が含まれており、なすの皮や茎の部分などが濃い紫色をしています。
(光合成を行なうため、葉っぱの部分は緑ですが…)
ナスニンとは「アントシアニン」色素の1つで、紫外線やウイルスから実(身)を守る働きをしています。
植物の成長に日光は必要ですが、紫外線が強過ぎると葉が日焼してしまい光合成がうまく行えなくなってしまうのです。
アントシアニンが紫外線を吸収することで取り込む量を調整し、葉が正常に機能するようにしています。
そんなアントシアニンは人体では、血流を促進して目の緊張をほぐすことから眼精疲労や視力改善に効果があるのです。
なすの他には、ブルーベリーや黒豆などに多く含まれています。
梅干しの材料である「赤しそ」にも含まれており、天然の着色料としても使用されてきました。
ナスニンには抗酸化作用の効果もあるため、栄養の多い皮は剥かずに食べましょう。
※抗酸化作用の働きについては、リコピンの記事で紹介させていただいています。
もしも育てているなすの皮が硬い場合は、水分が不足していますので株にたっぷりと水やりしてください。
写真は収穫したなすとミニトマト、ピーマン、オクラを揚げ浸しにしています。
揚げることで皮の色が鮮やかになり、味もよく染みて美味しかったです。
食べ過ぎると体が冷える
なすは水分や食物繊維が多くて低カロリーなため、ダイエット中にも安心して食べれる食材です。
食べ過ぎる危険性も少ないのですが、どんな野菜も食べ方には気をつけましょう。
なすは90%以上が水分と言われており、カリウムも含まれいるため体温を下げる効果があります。
そのため食べ過ぎると体が冷えて、下痢になってしまう可能性があるのです。
また脂の吸収率が良い食材なので、揚げ物にすると一気にカロリーが高くなり、胸焼けもしやすくなります。
油を使わない調理法や下処理を工夫することで、油も取りすぎずに美味しく食べれるようです。
まとめ
ここまでなすに含まれている栄養と、食べる際に気をつけたいことを紹介してきました。
それぞれ特徴的な夏野菜ですが、共通するのはビタミンやミネラルが多く、抗酸化作用に優れていることです。
今の時期は日差しは強く、昼夜問わず暑い日が多くなってきました。
疲れやすくて食欲がわかず、免疫力も落ちてきてしまいます。
夏風邪などの病気を予防するためにも、旬の食材を取り入れて不足しがちな栄養を補いましょう。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。