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東京カフェ日記【ほんとうの味方のつくりかた/松浦弥太郎】

3月からカフェでアルバイトを始めました。
大学生のころに働いていたチェーン店の、別店舗で働いています。

前回の投稿から、かなり日付が経ってしまいましたが、
元気にカフェでアルバイトをしておりました。

今日はそんな私が、最近出会った素敵なカフェ店員さんについて、書こうと思います。



カフェ店員

カフェでの仕事は案外、ハードワークです。
特に私が働くカフェでは、お客様のご案内・提供・会計などを全て店員が行う「フルサービス」型の店舗です。
これからの季節は、汗だくで働くこともしばしば。

そんな内情を知っているからこそ、気持ちの良い接客をしてくれる店員さんに出会うと、頭が下がります

そんな私から、最近出会った素敵な店員さんがいるカフェを、ここで紹介させてください!


①珈琲館 @都内某所


ドリンク付き ¥650 (サラダorゆで卵が選択可)

先日、気持ちのよい休日を始めるために、珈琲館でモーニングをいただいてきました。

珈琲館のモーニングは、トーストがバターたっぷりでくたくたになっていて、とっても幸福な気持ちになりました。
最後の晩餐は焼き立てのパンがいいな、と思っているパン好きの私ですが、珈琲館のモーニング、おすすめしたいです!(笑)

一緒に行った彼と、お店で会話に夢中になっていると、
「お冷、お注ぎいたします」と客席に来てくれた店員さん。

カフェ店員をしていると、その忙しさから、お客さんのお冷にまで気を配るのは難しいことだったりします。

そのため、笑顔でお冷を注ぎに来てくれた店員さんの配慮に嬉しくなりました。

しかし次の瞬間、、

「すみません!入れすぎてしまいましたっ!」と、
苦笑いをしている店員さん。
手には、ぽたぽたと滴る水。

思わず、「かわいいな」と思ってしまいました。^^

きっとサービス精神で、たくさん注ごうとしてくれたんだろうな。
なんてことを考えながら。
素直に「すみません!」と照れながらも謝る店員さんが、とてもかわいらしく見えました。

~愛嬌~
この店員さんの魅力を一言で表すなら、「愛嬌」だと思いました。
失敗しても憎めない。そんなかわいさをもっていること。

それは顔のかわいさとか、そんなのは関係なく、
失敗しても自分の間違いを素直に認めて、笑顔でいる姿から感じたのだと思います。

かわいげや愛嬌というものは、弱さやかっこ悪さや愚かさなど、そういうことを受け入れ、愛することから始まるのだと思います。

ほんとうの味方のつくりかた/松浦弥太郎

確かに、完璧に接客をし、スマートにお冷を注ぐ店員さんもかっこいいです。
しかしそれでは、今回のように愛嬌のある店員さんを見て、ほっこりした気持ちになることはなかったかもしれません。

完璧に物事をこなすことが必ずしもベストではない、ということに気づいた出来事でした。

松浦さんの本では、続けて以下のように書かれています。

かわいげや愛嬌というのは、いろんなものと関係を持つための接着剤のようなものかもしれません。

ほんとうの味方のつくりかた/松浦弥太郎

たしかに欠点が一つもない人よりも、欠点があっても前向きな人の方が、一緒にいて気楽だったりします。

完璧主義を治すための、完璧な方法を探してしまうような私ですが、
そんなところも「しゃ~ないな~」と、少しずつ受け入れていきたいです。


②REC COFFEE @渋谷


はちみつバタートースト¥400  ・ カフェラテ¥580

うってかわってこちらは、パーフェクトな接客をしてくれた店員さん

みなさんにも、「おすすめしたいけど、おすすめしたくない」
そんなお気に入りのカフェはありますか?
私にはいくつかあります。
今回訪れたこちらの「REC COFFEE」さんも、そのうちの一つになりそうです。

モーニングの時間帯に訪問したからか、おひとりでお店を回されていました。とても忙しそうなのに、終始神対応でした。。

入るとすぐに、作業をしながら話しかけてくださりました。
初めてでも入りやすいコーヒースタンドだと思います。

駅から離れていることもあり、落ち着いた店内。海外のお客さんも多く、一瞬日本でいることを忘れてしまうような空間でした。
歩いてでも行く価値ありです!

お食事も、焼き立てのトーストの上で溶けるバターと、はちみつの融合が絶妙でした。

今の気持ちのいい気候はもちろん、暑い夏にはここでアイスコーヒーを飲みたいです。
窓フェチにはたまらない大きな窓に囲まれた店内は、モーニングにぴったりでした。

青を基調とした店内。食器まで青で統一されて爽やか。

印象的だったのは、お店を出るときの店員さんの一言。
作業をしながらも、爽やかな笑顔で
「行ってらっしゃい!」と。

その一言で、今日一日がすべてうまくいくような気持ちになりました。

この、作業をしながらの「いってらっしゃい!」が
なんだか懐かしかった。

玄関まで送り出して言う定型的な「いってらっしゃい」ではなく、
コミュニケーションとしての「いってらっしゃい」。
久しぶりに聞いたな。

小学生の頃、登校班に合流する私を送り出す母を思い出しました。
何気ない一言からもきっと、当時の私は元気をもらっていたのだと思います。

新生活、いかがお過ごしでしょうか

今年はあっというまに桜が散ってしまった東京。
新生活のスタートをきった人も多いでしょうか。
桜が散ると、春の半分が終わってしまったような気がしますが、晴れた日は気持ちのいい気温が続いています。

春は四季のなかでも唯一、一生に一度のような気持にさせてくれる気がします。
この気持ちのいい季節が少しでも長く続きますように。

最後までお読みいただきありがとうございました。

お近くに今回ご紹介したカフェがある方は、
ぜひぜひ行ってみてください!

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深瀬みなみ
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