Kunta Kinte

アフリカで国際協力の仕事をしている青年。ITコンサル→大使館の専門調査員@アフリカ→J…

Kunta Kinte

アフリカで国際協力の仕事をしている青年。ITコンサル→大使館の専門調査員@アフリカ→JICAの企画調査員@アフリカ。アフリカで働くために苦労したかつての自分に伝えたい事や、開発ワーカーとして思う事、アフリカでの日常について書きます。コーヒー好き。

マガジン

  • アフリカ生活

    アフリカで生活する上で感じることをつらつらと書きます。

  • 若手のための国際協力キャリア構築論

    アフリカで国際協力の仕事に就くことを熱望していた大学生の頃の自分に送るノートです。

  • 専門調査員

    専門調査員経験者が、専門調査員を志望している過去の自分にあれこれ言うためのノートです。

最近の記事

ジョブセキュリティと国際協力:その仕事、安定してるの?

正社員(民間)から契約社員(国際協力)に 正社員@民間から契約社員@国際協力に転身して3年が経ちました。国際協力の業界では、契約の仕事が多いです。会社員を退職以降、専門調査員@大使館→企画調査員@JICAという流れで国際協力の仕事をしてきましたが、どちらも2年間の有期雇用ですよね。   そんな僕が、会社員を辞めて以降、親やパートナー、友達からよく聞くようになったセリフが「その仕事、安定してるの?」です。今回は、国際協力業界で働き始めた僕が思うジョブセキュリティについてお伝え

    • アフリカ大陸で試される偏見

      僕のnoteを見てくださっている方にはアフリカに行った/行きたい人が結構いるのではないでしょうか。アフリカに行った人からするとあるあるでしょうが、よく「ニーハオ」「チンチョンチャン」などと現地の人たちから声を掛けられます。こうした人たちにどう対応するかどうかは、人によって分かれます。 僕の場合は、声をかけてくる雰囲気によって分かれます。「ニーハオ」などの普通の挨拶をされた場合、「ニーハオ」と返します(日本人が欧米人を見たらとりあえずHow are you?と言う感覚なのか

      • アフリカで働くための職種一覧【大学生・第二新卒向け】

        僕が学部に入学してから10年以上経ちますが、アフリカで留学やインターン(最近はビジネス系も)する人って増えた印象です。僕もそのうちの1人で、学生時代にアフリカ某国で留学・インターンを経て、すっかりアフリカに魅了されました。結果、「アフリカですぐに働きたい!」と思うようになり、就職活動をすることに…。色々あってアフリカ駐在とは全く違うIT業界で会社員をする事になりましたが、かつての僕のようにすぐにアフリカ駐在したい人向けに、僕が当時知りたかった情報を整理しました。 青年海外協

        • 専門調査員の給料事情

           専門調査員を視野に入れている人向けに、給与事情について具体的に紹介しますね。  前提条件・概要 本題に入る前の前提条件ですが、アフリカ某国在住、配偶者と同居です。地域によって給料や手当にかなり差が出ますので、あくまでアフリカだったら大体こんなかんじという風で読み進めて欲しいです。   給与事情をまず要点から述べますと、家賃補助+配偶者手当を含み、額面は100-110万程度となります。この金額から11%程度税金が引かれ、手取りは95-100万程度です。家賃を支払った後の正

        ジョブセキュリティと国際協力:その仕事、安定してるの?

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          1本
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        • 専門調査員
          3本

        記事

          専門調査員に応募する前に確認すべき5ポイント

          国際協力業界へのエントリーポイントとして、専門調査員を検討している人向けに、どのような国・公館を選択するべきかについて解説します。僕自身、数あるアフリカ公館で複数の選択肢があったので迷いました。専門調査員の経験を振りかえって、こういう基準で勤務先を決めればよかったなぁ…という点を紹介しますね。   まず、そもそもですが、これから紹介するポイントを検討するにあたって、現在働いている/もしくは直近まで働いていた専門調査員とのコンタクトを作る必要があります。今思うに最適な方法は、知

          専門調査員に応募する前に確認すべき5ポイント

          国際協力を見据えて会社員をする際の留意事項2点

          国際協力をする前に会社員をすべきとは言うけども… 途上国でボランティアや文化交流を行う国際協力サークルがどこの大学にもあると言っても過言ではない今日この頃、途上国のために貢献できるよう、国際協力を志す10・20代は相当数いるんじゃないかと思う。ただし、僕が就職活動をして思ったのは、国際協力を志す学生の数(需要)に対して、国際協力の仕事の数(供給)は少ないように思う。伝統的にはJICA(協力隊含む)、JETRO、国際交流基金、開発コンサルなどの公的組織に加え、最近では総合商社

          国際協力を見据えて会社員をする際の留意事項2点

          アフリカにビジネスで関わる?それとも国際協力?

          資源価格の高騰が背景となり、アフリカ経済の成長が今世紀以降加速している。日本においても、ここ10年程度で、「アフリカには援助ではなくビジネスが必要」との論調が高まりつつある。この意見は全くの正論だが、アフリカ某国の大使館で専門調査員として企業支援に携わるうちに、アフリカビジネスに対する解像度が上がり、自分の見識も変わった。アフリカビジネスとのかかわり方について、独断と偏見を交えて知見を整理したい。 要旨 ・民間・公的機関どのプレーヤーでアフリカビジネスに関わるかは重要。アフ

          アフリカにビジネスで関わる?それとも国際協力?

          専門調査員の良いところ8つ

          アフリカ某国で専門調査員として暮らしてもう2年近く経つ。専門調査員としての経験を振り返って、良かった点8つを整理しようと思う。あくまで所得が東南アジアよりも低い国での経験なので、欧米とは全く事情が違うであろう点には留意して欲しい。次の進路として専門調査員を視野に入れている方に参考にしてほしい。 ①家賃補助が出るため、可処分所得が高い 国にもよるが、家賃補助が2,000~2,500ドルは出るため、家賃はほぼ0となり、可処分所得が大幅に上がる(なお、指定額よりも家賃が高い場合

          専門調査員の良いところ8つ