yuki .K

2022年間3月に大学を卒業、獣医師。 野生動物が大好き。 幼少期からの野生動物に関わる獣医になるという夢を捨てきれず、2022-2JICA海外協力隊/環境教育隊員としてウガンダ🇺🇬野生動物保護教育センターへ。 獣医師という職業をもっと多様化させたい。

yuki .K

2022年間3月に大学を卒業、獣医師。 野生動物が大好き。 幼少期からの野生動物に関わる獣医になるという夢を捨てきれず、2022-2JICA海外協力隊/環境教育隊員としてウガンダ🇺🇬野生動物保護教育センターへ。 獣医師という職業をもっと多様化させたい。

最近の記事

  • 固定された記事

国際協力ってなんだ。

国際協力ってなんなんだろう。 国際協力なんて言葉はどうして生まれたのだろう。 誰か困っているとき助けが必要なときに 協力したり手を貸すことは 当たり前なことであって それは無意識下の反射であって、 そもそも本当に誰かを助けたいのであれば 「国際協力」なんてケッタイな言葉を使わずに 自分の思う通りにやれば良いのではと思う。 それを国際協力という言葉を使うことで なんだか胡散臭さが増す気がするのは、 私だけではないだろう。 なんとなく純粋な協力というよりは、どうしても ビジネス

    • 最終報告会…私が来た意味はあったのか?

      先日、JICA事務所にて最終報告会を実施した。 実はちゃっかり、まだあと3週間活動をする予定ではいるのだが それでもいよいよ本格的に帰国までのカウントダウンが始まっており、私が帰国した後の配属先のことを考える。 帰国日を逆算して少しずつ活動を片付けたり人に任せたり引き継ぎなどもする中で、 それらがこれからどうなっていくだろうかと。 私はできるだけ目先の成果ではなく、 「持続的な」支援を心がけ、 それを元に活動をしていたつもりではある。 まず、私の要請は以下のようになっていた。

      • ウガンダで2回目の誕生日とこれから

        ウガンダで2回目の誕生日を迎えた。 28歳になった。 28歳。 いい歳である。 もちろん、相対的に見ればまだまだ全然若い方だし 見た目が童顔なのも相まって実際の年よりも若い気持ちでいる(何の話) とはいえ28歳。 私の知り合いでも結婚し、子供が産まれ 立派に一社会人として生きている人もかなり増えてきた。 私は…。 一獣医師免許はとったものの、 じゃあ何ができるかというと何にもない。 獣医師としてのキャリアもないし 専門性もない。 将来を考えるような恋人もいない。 ウガンダ

        • 夢を叶えた3日間

          子供の頃から、ずっと。 行きたかった場所があった。 タンザニア、セレンゲティ国立公園。 ンゴロンゴロ自然保護区(保全地域)。 アフリカの野生動物、サファリ好きで知らない人はいないであろうこの2つ。 あれは具体的に何歳のことだっただろうか。 子供の頃見たテレビドキュメンタリーの世界に私は釘付けになった。 数々の動物が終わりの見えない広大なサバンナで共にひしめき合っている。 食うもの・喰われるもの。 追うもの・追われるもの。 生まれ・死んでいくもの。 壮絶な、緊迫した命のやり取

        • 固定された記事

        国際協力ってなんだ。

          帰国したらしたいこと10

          帰国まであと2ヶ月! 日にちに換算すると60日にまでなった。 帰国したらやりたいことを色々と考え出す時期である。 正直このウガンダライフですり減った部分も多かったので、 しばらくは自分を労る暮らしをしたい。。 例えば….. ①食べたいものをただ食べまくる 少し前に記事にした内容(※「帰国したら食べたいものを考えてみた」参照)含め、 食べたいものをたらふく食べる!これは絶対! 1人で。家族と。友達と。…楽しみ! ②会いたい人に会いに行く 会いたい人、すでにお誘いいただい

          帰国したらしたいこと10

          ウガンダ人に学んだ言動

          今までウガンダで生活をしてきて、印象に残った言葉や言動がある。 それはやはりウガンダ人だからできることで、 発せる言葉で、 私自身学んだりなるほどと思わされた。 1. Every one has the weakness この言葉でミソなのは、 "Every one has the bad point" ではない点である。 日本語でも「すべての人に欠点がある」 なんていうが、 欠点、Bad pointとするとその人自身に悪い部分があり責任があるような言い方になってしまう

          ウガンダ人に学んだ言動

          今、辛い協力隊員さんへ~ちょっとためしてみてほしい10のこと〜

          私がこうして活動している間、 同期・同国隊員さんに限らず、 他の国や他の隊次の方からも「今しんどいんです」 と相談していただくことが何回もあった。 人間たるもの、どこで何をしていようが ずっと楽しいことばかりではもちろんない。 悩みも、失敗も、たくさんある。 しかし、協力隊での活動・生活というものはとりわけトリッキーでハードなものだと思う。 私自身、任期中、辛いこと、思い悩むこと、 暗い気持ちでいっぱいになりなかなか前向きでポジティブな気持ちになれないこと。 何回かあった。

          今、辛い協力隊員さんへ~ちょっとためしてみてほしい10のこと〜

          私は私が想像している以上に自分が「日本人であること」を誇りに思っていた。

          私が協力隊としてアフリカに来たこと、 その最大の理由はもちろん 「自分の夢を叶えるため」だった。 「アフリカに行き野生動物に関わること」は 私にとって長年の夢で、 心底ワクワクした気持ちで出国した。 と同時に、 日本が嫌だったから という意識がどこかにあったことは否めない。 「日本から出てしまいたい」という 日本に対する消極的な思いがあった。 「日本別にあまり良い国だと思わないし」 「日本のこの同調性、閉塞感、息苦しくて嫌い」 「日本にいたってつまらない」 「日本オワコン化

          私は私が想像している以上に自分が「日本人であること」を誇りに思っていた。

          ボランティアだって「見返り」は欲しい。

          今回は自分の本音を書き綴る。 海外協力隊として活動をして、1年と8ヶ月。 1年目と2年目で、全く自分の心の持ちようや考え方が変わってきたように思う。 1年目は、とにかく その日できることに全力で過ごしていた。 目の前のことに一所懸命で、 他を顧みないようにしていた。 そうしていないと心が折れそうだった部分もある。 脇目もふらず、嫌なことや気になることに目を瞑っていないと、残りの期間が長すぎて。 自分が潰れそうで。 醜い部分に蓋をして、見てみぬふりをして 無理矢理ネガティブ思

          ボランティアだって「見返り」は欲しい。

          今食べたいものは何か考えてみた

          帰国が近づくにつれて、 「帰ったら何が食べたい?」 「どこにいきたい?」とよく聞かれたりする。 みんなさぞ、私が日本食に飢え、食べたくて食べたくて仕方がないと思っていることだろう。 残念でしたぁ。(残念でしたって何) 自分でもびっくりするくらい、 そんなに日本食が恋しくなっていない。 なぜなのか全くわからないが、 このウガンダでの2年間、 「別に食べれないなら食べれないでいっか」 くらいの感覚である。 同じ協力隊員の中には上京するたびに日本食レストランに行ったり、高いお

          今食べたいものは何か考えてみた

          ウガンダExpoで感じた感動と、ザワリ

          5月の末にTourism系のExpoが開催され、 さまざまな国のさまざまな団体から出展があり、 3日間盛大にイベントが開催された。 Munyonyo Districtの Speke Resort Hotelという、 G77サミットやお偉いさんたちが使うようなかなり良いホテルで開催されたため、ものすごく華々しく盛大なイベントであった。 驚いたのは出展した各団体の意識の高さである。 期限通りにブースや陳列品を準備して置くことは勿論、ビジターへの対応の仕方など 本当に「プロ」と

          ウガンダExpoで感じた感動と、ザワリ

          大学卒業から2年、改めて進路を考えてみる

          昨年にも同様のテーマで記事を作成したのだが、 それから1年以上経って協力隊活動も大半が過ぎ、 将来についてよりイメージが明確に湧くようになってきたので 改めて今後の進路について考えてみようと思う。 1年目とは変わった考え方 正直、1年目とは大分価値観や考え方が変わったように思う。 1年目はまだいろんなことへの希望があり、 あれもいいなこれもいいや状態で、 それが故のある意味 「一体何が良いのか分からない」  「自分は本当は何をしたいんだろうか」 という悩みや焦りもあり、

          大学卒業から2年、改めて進路を考えてみる

          子どもが苦手な私の隊員生活

          私は子どもが苦手である。 嫌いではない。かわいいとは思う。 でも、遠くから眺めているからこそかわいいと思える、くらいの無責任な愛し方しかできない。 例えば子供同士が喧嘩しているのをみたら、いじめの現場を見たら、 ものすごくハラハラするし絶望感を感じてしまう。 子供が泣き喚いていたら なんで泣くのかわからずイライラしてしまったり、自分自身泣きたくなってしまう。 純粋な愛を持って懐き慕ってくれる子供がいたら、 嬉しい反面自分はどうしたら良いかとわからなくなってしまう。 口が悪い

          子どもが苦手な私の隊員生活

          まさか自分がそうなるとは@2回目の任国外旅行

          私のSNSをフォローしてくださっている方はご存知かもしれないが、割と最近までJICAの制度を使い、任国外旅行をしてきた。 せっかくのアフリカ隊員である特権を生かして、 アフリカの国々をできるだけ回りたいと思い、 ルワンダ、ジンバブエ、ザンビア、ナミビアの4カ国(トランジットのエチオピアと南ア含めると6カ国)を周回してきた。 もちろんその国その国の個性というか、違うところはたくさん存在する。 しかし今回、何よりもその旅行の過程で、自分自身の価値観の変化に驚いた。 主には、時間

          まさか自分がそうなるとは@2回目の任国外旅行

          協力隊で生き残る「強さ」とは何か

          「物事を本当に楽しむためには強さがいる」 私が大好きな漫画・アニメの言葉なのだが、 本当にそうだと思う。 ただ、「強さ」というものはTPOによって様々だと思う。 単純にフィジカル、パワー的な意味での強さのこともあれば、 精神的な意味での強さのこともあろうし、 強さには無限の種類がある。 今回は協力隊として生き残ること、 アフリカなんて土地で2年生きることの強さに焦点を当ててみる。 1. 環境に耐える強さ これは派遣先任地にもよるため一概には言えないが、 停電が日常的

          協力隊で生き残る「強さ」とは何か

          自分の愚かさと過ちに気づいた日

          活動の中で、誰しもが経験する(かもしれない)ことを、最近経験した。 忘れないように書き留めたいと思う。 それは、配属先の同僚と衝突することだ。 正確にいえば衝突ではないのだが、 ざっくりいうとウガンダ人の同僚に 「態度が悪い」と注意されたことだ。 「態度が悪い」と言われると そいつ、なんて酷いことを言うんだ!と勘違いさせてしまうかもしれないが、 これは意外と私を傷つける言葉ではなかった。 ことの経緯を述べると、 活動1年4ヶ月が経ち、現地の生活にも慣れ、 同僚の顔も見知

          自分の愚かさと過ちに気づいた日