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朝起きるのが辛くお先真っ暗な小学生



40年以上前、日本の小学校に入学してから、どんどん体調不良になった。


2年の時、担任に体調不良を訴えた。
「あなたはおかしいので、ベランダに立っていなさい」と言われた。


窓側の棚の前を歩き、教室の後ろにある扉からベランダに出た。


クラスメイトは、全員背筋を伸ばし無言で、黒板の方を向いたまま椅子に座っていた。

教室の壁には、「正しい椅子の座り方」のポスターが貼ってある。

ベランダから見た教室の中は、入学前に思い描いていたものと全く違っていた。


教室を後ろして、ベランダに立っていた。

誰もいない校庭、止まっているように見える遊具を眺め、飛んでくる風を、好き勝手に呼吸して遊んでいた。

「お前が悪い。人からおかしいと思われることは恥ずかしいことだから、そう思われないようにしなさい」と親に怒られた。


学校は嫌いになったけど、勉強は好きで
成績がいいと、親が褒めてくれた。

ある日、テストを見せたら
「勉強ができても、スポーツもできないといけない。お前は体が弱いからダメだ。心が弱いから体も弱い。」と怒られてしまった。

いい成績を取って怒られて、勉強も嫌いになった。

朝起きたら学校に行かなければならない。
ずっと寝ていたいと毎日思う。
おかしいと言われることや、
恥ずかしい思いをするのは嫌だけど、
教室に戻りたくない。


学校を休んで、
お母さんが作ってくれた鍋焼きうどんを食べたり、
お父さんが挽いたコーヒー豆のカフェオレを飲みながら、お昼のワイドショーを観たり、

みんなが給食を食べている時、学校の外で大人がしていることや

お姉ちゃんと弟が学校に行っている時、両親の日常に混じって見たり聞いたりしたことが

私の糧だったみたい。

10月10日の牡羊座満月から不食生活をスタートし、
虐待後遺症と摂食障害のブラッシュアップと、
アダルトチルドレンの能力を披露する計画を立てている。


今朝、大好きなPASCO超熟のバタートーストを食べながら、

あの時ベランダに出て正解だったなあ

って思った。

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