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【植栽家の日常】20230626 番組放送明け。マイペースに過ごす休日

昨日の「趣味の園芸」放送で、ここ数ヶ月かかえて来た案件がひと区切りつき、
ちょっと安堵でむかえた定休日。

今日は気持ちはゆったりめで、仕事などもマイペースで進めました。
いつもこんな感じの過ごし方ですよね😊

ピアノ朝練からの、朝食はいつもの休日定番 ご近所のスタバでドリップコーヒーのベンティサイズを。店員さんから「昨日の『趣味の園芸』見ましたよ」とお声かけいただき、素直にうれしかったのと、なんだか「全国放送の番組に出たんだな」という実感が湧いてきました。

その後、農場に行き植物の様子を一通り見たり、挿し木用の枝切りをしたりしました。今日は気温も暑くなくて、比較的ゆっくり植物の観察ができました。


帰宅後、最近、プロジェクトが動き始め植栽設計進行中の建築家案件の植栽の構想を練りました。

豪邸規模の住宅なのですが、今まで見たことのないような(良い意味で)とても極端な平面計画の建築で、敷地に対しての建築の建ち方もちょっと異様なスケール感で、図面を見たとき、ややビックリしました。敷地から建物を引いた庭の部分の形や在り方も必然的に不思議な感じになっています。

この建築は文脈的には日本文化や歴史を現代的に解釈して全く新しい建築として再構成しており、私が設計する庭の部分もそういった「日本的な要素」をスタート地点として、全く新しい庭としてアウトプットすることで、建築のコンセプトと符合した一体感も持たせたいなと思っています。

まずは、古今日本庭園に関する書籍やイサムノグチなど、なんとなくこの案件のデザインのヒントになりそうな本をいろいろ眺めてイメージを膨らませました。

書籍を見ながらいろいろ考たり、本件の図面を再度眺めてスケッチや思いついたキーワードをメモしたりして、大体コンセプトも練れて向かうべき方向性が見えてきました。

今のところの構想としては、植栽もするのですが、本件の施主とも関わりの深いある材料を用いたオブジェ的なものを制作し庭のところどころに配置することでデザインを特徴づけようかなと思っています。植栽と建築とアートの中間領域を模索するような案です。

そして休日モードに戻り、ピアノ練習。
大曲の練習は休日の方が捗るので、今日は手がけ始めのショパンのバラード第2番と、今進めている曲では一番規模の大きいベートーヴェンの変奏曲を中心に練習しました。 

休日なのに仕事もしていたら休まらないのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私的には、自分のペースで焦らずに過ごせれば十分気持ちが休まるのと、20代の頃からこのように休日を過ごしているので、自分の中では仕事とプライベートをキッチリ分けない方が自然なんですよね。
平日は仕事寄り、休日はプライベート寄り。みたいな感じです。
もともと園芸や建築が好きで今の仕事に辿りついているので、お休みの日にマイペースで仕事している分にはやらされているような苦はないというか。

特にデザインの案を考えるのは、ひとりで想いを巡らせるような過ごし方をしているときの方がアイデアが降りてきやすいので、新しい案件のコンセプト練りは休日にすることが多いですね。


【今日のピアノ練習覚え書き】

ウォーミングアップ
スケール #系全調

初見練習 
プロコフィエフ「サルカズム」op.17 第2番

一昨年、第3番を手がけたのですが(当時の実力ではあまりよくは弾けなかった)、どうせなら全曲制覇したいなといつも心のどこかで思っていた曲集です。

1番は以前譜読みしたことがあるので、今日は2番を読んでみました。


以下、楽曲練習(6後半の定番メニュー)

坂本龍一 「andata」

今日は大曲の練習に時間を割きたいので、この曲は1回通すのみにとどめました。


スカルラッティ ソナタ K.466

この曲も1回通すのみにとどめました。

スクリャービン エチュードop.2-1

この曲も1回通すのみにとどめました。


パスカル・ヒメノ 演奏会用リズムエチュード 
1-1 ファンキー、1-3 ボレロ

ファンキーは前半の3ページを超ゆっくり間違えないように弾く練習と速くノリ感をつけて弾く練習。
ボレロは慎重に1回通すのみにとどめました。


バッハ 平均律 第1巻 2番 BWV847、6番 BWV851

2番は完成メンテモードで1回通し。
6番はミスしないように注意しながら慎重に2回通しました。

ベートーヴェン 
創作主題による32の変奏曲

今日は時間を割いて、まだ全然弾けない第32変奏を練習してから、間違えないように注意して(それでもまだとてもたくさん間違える😅)テーマから最後まで通しました。
今のところたいへん気力・体力を消耗する曲です。暗譜が進んで速度も上がってくるとだんだん慣れて消耗度も下がると思います。
ラヴェルのソナチネ全曲を練習していたときもそんな感じでした。


ショパン バラード第2番 op.38

この曲も今日は時間を割いて、超ヨチヨチ演奏ですが初めて全曲を通して弾いてみました。とりあえず、めっちゃ脳が疲れましたが、なんとか最後までは辿り着けるという感覚は得られたのと、ブツ切れの譜読みや音源を聴くだけではあまり意識できなかった曲の場面ごとの景色みたいなものを感じることができました。

まだほぼ全然弾けませんが、今日の練習でかなり曲に対する理解は進んだように思います。


ベートーヴェン ソナタ第17番「テンペスト」

今日は第2・第3楽章を1回通し。


ラフマニノフ 楽興の時 第3、4番

3番はほぼ完成メンテ、本番モード集中通し。4番も続けて1回通し。
目下、7月いっぱいで4番を完成モードに持っていきたいので、苦手な中間部の部分練習とメトロノームの速さを変えながら、ゆっくり丁寧速度から今の自分の限界速度(かなりミスる)まで数種類の速度で通し練習を繰り返しました。

6月の中旬以降で4番もかなり弾けるようになってきた感がありますね(あくまで自分比)


【メディア掲載・出演のお知らせ】
「趣味の園芸 テキスト 2023年6月号」の番組連動ページ「稲垣吾郎 グリーンサムへの12か月③ ほしい風景を植物でつくる」にて私 太田敦雄が講師として執筆、6ページにわたり掲載されています。

2023年6月25、28日放送のNHK Eテレ「趣味の園芸」にもフルで出演します!





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