0→81名参加!自粛期間中に、朝活オンライン読書会を平日毎日した結果見えてきた、コミニュティ運営のコツ。※オンライン読書会運営のマニュアル有
新型コロナウイルス自粛期間中の、月中頃から朝活読書会を始めて約2か月が経ちました。
時間帯は平日7:00~9:00で、内容は「①自己紹介②読む③感想シェアする」という至ってシンプルな読書会です。
LINEグループに所属している人数は80人以上になり、最大参加人数も20人以上となり、「なんでこんなに参加人数が増えてるの?」と疑問を持つようになりました。
今回は、そんな疑問を分析した記事です。
「コミュニティ運営ってどうすればいいの?」
「オンライン読書会のやり方のコツがわからない」
「朝活や継続的なイベントしたいけど、集客ができなくて困っている」
そんな悩みに対して、僕の朝活オンライン読書会での経験をもとに、自走しやすいコミュニティ運営のコツや、集まるコミュニティについて書いていこうと思います。
(オンライン読書会、ファシリテーションのマニュアルあり)
「朝活×読書」のコンテンツはニーズがある
まず、「なぜ、朝活オンライン読書会が広まったのか?」
根本的なところを考察してみよう。
結論から言うと、「朝活×読書」という掛け算はニーズがあったことだ。
朝活オンライン読書会を始めた当初は、大学や高校もオンライン講義は行われておらず、「とりあえず、自宅で活動自粛してください」という時期だった。
自堕落な生活に陥り、健康的な生活に戻したい人に、「朝活で生活のリズムを整える」という価値が刺さった。
また、一人で読書が苦手な人に「強制的に読書が出来る」という価値が刺さった。
そしてなにより、「朝活×読書」という組み合わせにより、「朝の時間を有意義に使うことができる」という価値が生まれた。
この3つの価値が、新型コロナウイルスの自粛期間と相まって広まったのだと思う。
手軽にシェアしたくなるものを作る
朝活オンライン読書会に初参加する人の多くは、Instagramから流入してくる。
その理由は、手軽にシェアできるものがあったからだと思う。
朝活オンライン読書会では、読書の最後に全員で集合写真を撮影する。
その写真が、InstagramやFacebooKなどのSNSに投稿され「朝活オンライン読書会があるよ~」と参加者自ら宣伝してくれた。
参加者が自ら宣伝してくれたことにより、ある種の口コミ効果があったことも、参加者が増えた理由だろう。
ここで大切なのは、「気軽にシェアしたくなるようなもの」を作ること。
朝活オンライン読書会で言うと、毎回活動をしたという「活動報告の集合写真」がそれにあたる。
自走的にシェアしたくなるようなものを、あらかじめ設計しておくと、口コミが広まりやすく集客につながるのではないか?と、この朝活オンライン読書会から学んだ。
朝活オンライン読書会の軸をブラさない
朝活オンライン読書会の軸をぶらさない事は、後々に響いてきた。
何度か「勉強会の週があってもいいんじゃない?」という要望を受けることがあった。
ただ、それに対する回答は「この読書会は、朝に読書をして有意義な時間を過ごしたい人向けの読書会だから、勉強会は読書会の時間以外でやろう!」だった。
朝活と読書という2つの軸は、絶対にブラしてはいけない。
でないと、ここに集まってきている人たちの目的を達成することができない。
この2つの軸を意識的に考えながら、毎日の読書会を開いていた。
活動の余白を作る
しかしながら、「複数名が同じ本を読んでいて読んだ感想を聞きたい」や、「読書会を通じてつながった人との交流をしたい」などの声があったので、
「じゃぁ〇〇さん、平日の夜に別時間で感想シェア会や、討論会などを設けたらどうですか?サポートしますよ。」
と、一言返すと「じゃぁ私やります!」と言う感じで、やりたいことがある人が、自ら読書会以外のことをすると言う流れを作ることができた。
と言う感じで、やりたいことがある人が、自ら読書会以外のことをすると言う流れを作ることができた。
ここで重要なのは、読書会以外のことをしたいと言う人に対してサポートをすること。そして何より、読書会以外の活動ができる時間的な余白を入れることだと思う。
現在、土曜日の朝には交流会が開かれていたり、日曜日の夜には読書会に参加している人が主催している、哲学対話などが行われている。
このように、平日の朝7時から9時と言う活動の軸がありつつも、それ以外の時間は拘束をしないと言うことによって、その他の時間で参加者が、自ら手を挙げて自走を始めると言うことができた。
どのようなコミュニティにおいても、参加者側がコミュニティに貢献できるような余白をあらかじめ設計しておく事は、自走をさせたいコミュニティーにとって大切だと改めて思う。
ファシリテーターを増やすためにマニュアルを作成
参加人数が多くなり、僕1人では進行やファシリテーションができなくなった。
また、初期の段階の参加者の中で、ファシリテーションと言う技術を学んでいたのはおそらく僕だけだった。
しかしながら、参加者が多くなり僕1人では進行ができない……。
そう考えた時、ファシリテーターを参加者の中から募集することを決めた。
ファシリテーターになってくれる人には、僕が持っているファシリテーションの知識やノウハウを共有することで、ミーティングなどにも活用できる朝活×読書以外の価値を提供した。
そして何より、何回も見直すことができかつ日常生活にも応用してほしいと言うこと、一人ひとりの能力差をなるべく減らすために、ファシリテーションのマニュアルを作った。
↓ファシリテーションマニュアル
結果的に、マニュアルを作ることでファシリテーターを希望する人が増えてきたので、ファシリテーターとしてコミニュティ運営に携わってくれる人にも、メリットを提示する事はコミュニティ上にとって大切だと感じる。
後付け:コミュニティのライフサイクルを見極める
後付けではあるが、コミュニティーのライフサイクルを意識しながらコミュニティーの舵取りをすると、「今何をすれば効果があるのか?」
ということが、意識しない時に比べて見えてくる。
導入期では、手軽にシェアしやすいものやコトをつくりあげることが大切なのかと思う。
成長期には、ファシリテーションのマニュアルを作り、運営側を増やすことによって、最大参加人数のキャパシティーを増やした。このことにより、毎回の参加人数が増え、1度シェアされるあたりの宣伝効果が高くなるのではないかと思う。
成熟期には、朝活オンライン読書会に対して飽きてくる時期なので、時間配分やワークの内容などを少しずつ変えていくことによって、飽きさせない努力が必要なのだと思う。
現在の、朝活オンライン読書会は成熟期なのだと思う。
参加者もどのように進行していくがある程度予測することができ、感想シェアする内容も固定化されてきたので、そろそろ別の舵を切らないといけないのだと現在考えている。
最後に
集まりやすく、活発なコミュニティ運営をするためには、
「余白」を作りながら、「コミニュティの目的」と「コミニュティのライフサイクル」を確認しつつ、運営していくことが大切だろう。
そして、集合写真や感想シェアの時の写真などを意図的に設計することで、口コミを広がらせることができ、参加人数が増えると言う流れも作ることができると思う。
しかしながら、一番大切なのはコミュニティの目的に沿った雰囲気の良さであると確信している。
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