アビー

日々のこと 好きなものを好きなだけ

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空に星が綺麗

ふたご座流星群、絶好の観測チャンスと聞き、にわか天体好きとしてこれは見なければと。夜の9時~日付が変わるくらいまでが見られる可能性が高いらしく、風呂上がりに湯冷めしないようパジャマの上にごわごわと上着を数枚羽織り、達磨の私はベランダへ 流れ星はまだ見えないけど、晴れて空気が澄んでいて星がくっきり。寒い。手すりに寄りかかって目を凝らす。寒い 少しして、右の視界の端っこにシュッと何か流れた。ハッ!!流れ星の気配。見逃した。本当に見られるのかもしれない。それにしても寒い さら

    • tobo bag story

      愛用している(というより溺愛の方が合っている)tobobagの展示があり、作者である当房さんが在廊される最終日にいそいそと見に行く tobobagとの出会いは今から6年前の2018年の10月。その少し前に出会って仲良くなった友達(ものすごくおしゃれ)が持っていて、カラフルな色や柄の組み合わせなのにどんな服にも合うという、唯一無二の可愛さに一目惚れし、すぐに当時蔦屋で展開されていたtobobagフェアへ駆け込みファーストtobobagとなるがま口のバッグを購入。違う型も…と、

      • トム

        何か大きな事故に巻き込まれてしまい、保護された私を引き取りに来たのは家族でも友人でもなく、何故かトム・ハンクス、という夢を見た。「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」で演じたお父さんのような、めがねをかけた優しそうなトム・ハンクスを見た瞬間、私は安堵感で泣いてしまった(夢の中で)トム・ハンクスは運転しながら、「怖かったね。もう大丈夫」と優しい言葉をかけてくれ、車の中ではボブ・ディランが流れていた。 目が覚めて、夢の中で迎えに来てくれたのがトム・ハンクスでよかった、と改

        • 西園寺、早乙女、櫻田、丙午

          夏に会った時、あまりに暑くて疲弊し次は涼しくなったら会おうね、と言い合っていた友人とご飯へ。 ワインとピザをいただきながら丙午という、60年に一度やってくる干支の存在を教えてもらう。 丙午生まれの女性は気性が激しく夫の命を縮める、という迷信があるらしく、出生数もその年だけ少なくなっていたらしい。前回の丙午は1966年、次の丙午は令和8年になるのだとか。うっかりその年に生まれただけで、あまりの言われようだ。 忌み嫌われる生まれ年のようだが、逆にこの年に生まれた女の子たちは「

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          マユの手紙

          幼稚園から中学を卒業するまでスイミングスクールに通っていた。全く泳げないところからスタートして、長い間泳げなかった時期を経た後、急に泳げるようになったらすいすい進級し、小3の頃には一番上のクラスに合格して、より速く泳げることを目指すようになっていた。 マユがクラスに入ってきたのは私が4年生の頃で、同じクラスには学校も一緒で毎日登下校も一緒だった親友のキョーカとそのお姉ちゃんで6年生のユウちゃん、ショートヘアでバスケも上手くて男の子よりかっこいい5年生のアイちゃん、そして私。

          マユの手紙

          ミワさんの自宅兼お店の解体作業がいよいよ始まるらしい。さみしいね

          ミワさんの自宅兼お店の解体作業がいよいよ始まるらしい。さみしいね

          ミワさんのお菓子

          我が家の向かいには私が生まれる前から、雀荘があった。ママさんはミワさんという人で、私の両親の親の世代に当たる年齢だった。 本当に真向かいに住んでいたので子供の頃はほぼ毎日ミワさんに会っていたと思う。ランドセルを背負って友達と一緒に下校していた時も、部活帰りでジャージ姿の時も、短いスカートのJK時代も、開店準備をしていたミワさんは、にっこり笑って、「あら、おかえりなさい」と声をかけてくれた。祖父母が遠くに住んでいる私には、もう1人おばあちゃんがいるみたいな感じだった。 とは

          ミワさんのお菓子

          閏日

          もっとこまめに書こうと思ってたのに気付いたら2月も今日で終わってしまう。 今年は年始に毎年恒例の清水ミチコの武道館ライブに行き、なんどサプライズで中納良恵まで登場するというお年玉的な出来事で始まり、その11日後には男出川哲朗還暦祭りへ。少女時代にワクワクしながら観ていた、平成の、あの頃のバラエティがそのまま横浜アリーナにやってきたかのようなものすごい豪華で感動的な夜を体験させてもらった。この時点でまだ2024年始まって2週間しか経ってないのに、もう大晦日みたいだなって思った

          食べ物が出てくる音楽でプレイリスト制作中です おすすめの曲がありましたら… https://open.spotify.com/playlist/17oEh7h76K8iJ7tnilPvN7?si=5AWpTEVERxqg_lCjCGosCw&pi=a-NRSR3OqPQV2n

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          まだまだですが

          先日、誕生日を迎えた。 もうとっくにキャピキャピ騒ぐような年齢ではなくなってしまったが、誕生日を迎えるとここからまた1年!と正月を迎えたような清々しさを感じるので、私は誕生日が好きだ。 今からもう随分昔のことだが、新卒で入社した会社はとても忙しく、私のようなトロいタイプの人間は毎日ただただ要領の悪さを実感しながら深夜まで無の状態で働くばかりだった。 隣の部署にいた専門職のKさんはそんな出来損ないの私にもいつも優しかった。Kさんは背がひょろりと高く、白いシャツに紺色のニット

          まだまだですが

          ラジオ体操の思い出

          あまりにも暑くて、子どもたちの夏休みももう1ヶ月以上経ったのでは?と思いきやまだ夏休みは10日ほどしか経っていないようだ… 7月に入った辺りからあちこちでラジオ体操のお知らせを見かける。今の子どもたちはみんなラジオ体操に参加しているのだろうか? 小学生になって最初の夏休み、ラジオ体操に参加してみよう!となったが、どこで行われているのか分からず、担任の先生が言った「ここの校庭でもやってるよ」の言葉を信じ、家からちょっと離れているが律儀に学校の校庭に通った。最終日、子どもたち

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          切り絵が好き

          先月、横浜そごうで行われていた、日本の切り絵 7人のミューズ展に行ってきた これが本当に人の手で作ったものなのか、と驚くほど繊細でレースみたいな切り絵たち。作家によって全然違う世界が広がっていて素晴らしかった 私が切り絵を好きになったきっかけは、12年前、友人と訪れた修善寺のギャラリーである切り絵師さんと出会ったこと その人は私たちより1つ年上で、柔らかい雰囲気で話し掛けてくれながら、5cmくらいのお下げの女の子を素早く作ってくれた。上海万博でもパフォーマンスをしたそう

          切り絵が好き

          沼な予感

          気になっていたけど、近所にお店がないので半ば諦めていたosajiのお店に先日遂に行ってみた 私が買ったのは黄昏という名前の色のアイシャドウ イエベ(と思われる)私の肌に馴染む赤っぽい茶色に、派手にならない、繊細なラメが。指で伸ばすのがいい感じ さらに蜜という名と寄り道という名のネイルカラーも これもまた一度塗りでキラキラと独特の色が、サッと伸びてものすごくおしゃれな手元に。すぐ乾くのもポイント高い 色の名前が物語性があってものすごく好みだし、他にはない繊細な色と輝き

          沼な予感

          オブ・ザ・イヤー

          昨年の夏、久々に京都へ行き、関西の友人と3年ぶりに会い、丸1日遊んでもらった。 お互いに本好きで、本の好みも似てるので、恵文社で選書し合う、読書芸人ごっこをした。これはコロナ禍で会えなかった時に今度会った時に絶対にやろうと決めてたイベントだったので、実現出来た喜びも相まってものすごく楽しかった。選んだ本は、喫茶ソワレでゼリーポンチを食べながら交換 京都に着いた瞬間から夜遅くまで一緒にぶらぶらしてずっと楽しくて1日がすぐ終わってしまった。友人が京都駅の改札をすり抜けて帰って

          オブ・ザ・イヤー

          彼女展

          ちょっと遠出して、千葉県立美術館で開催中の江口寿史氏の彼女展へ 日本で最も女の子をかわいく描く人だと思う かわいいだけじゃなく、服もおしゃれで着たくなっちゃうのが江口寿史の描く女の子の魅力。コンバースのハイカット欲しくなりました。来世は江口寿史ガールになりてー 10月にお誕生日を迎えてから意識的に気になる展覧会や美術館に足を運んでいる。本当に恥ずかしいくらいアートに疎いので、もうちょっとアートと仲良くなりたいなー

          人生の最終回みたいな夜

          8/5くるりのライブの千秋楽へ 20代の頃、親友がファンクラブ(純情息子)に入るほどのくるりファンだったのでその恩恵を受け、何度も観に行ったくるり。ありがたさわかってないんじゃない?ってくらい、よく観に行くバンドだった コロナ禍になり、これまでの生活の中で楽しみにしていたものが楽しめなくなった時、#くるりの20曲というタグを見つけ、件のくるりファンの親友や離れて暮らすくるり好きな友人とプレイリストを考えて過ごし、私の中でまたくるりのライブが観たい!という気持ちがふつふつと

          人生の最終回みたいな夜