アートウィーク東京開催。今年で4回目。
無料のバスで、6エリアを巡ることができる。
初日は、自分では回りづらい、(竹橋発)飯田橋~鶯谷をぐるりと大きく巡る路線を選んで、小規模なギャラリーを鑑賞して回ってみた。
イベントのようすと、回ったギャラリーの情報を記しておきたい。
飯田橋駅~ミヅマアートギャラリー(A2)
A路線のスタートは、東京国立近代美術館だ。だが今回は、普段はなかなか足を運べない小規模ギャラリーを中心に回ることと決め、飯田橋駅から、友人との待ち合わせ場所、ミヅマアートギャラリーへ。
お堀を左手に見ながら進んでいくと、
道の反対側に、AWTの係員らしい方々の姿が。
じっと見入ってしまう、興味深い作品たち。
印象深かった個展の様子は、後日、別の記事としてアップしていく。
AWTバスで都内を巡る
AWTバスは、だいたい15分おき。発着所にはスタッフが常駐している。
ちなみに、バス乗車口の「赤いボタン」は必ず押してみよう。
上の説明にもつながるが、これはアート作品だ。
乗車の記念に。
ウェイティングルーム(A3)
ポストが目印の、この赤レンガの建物は、
元郵便局。
たしかに雰囲気も、それっぽい。
開催中の、オノデラユキ『Parcours—空気郵便と伝書鳩の間』は、この建物の歴史と空間を考慮しながら、パリで制作する日本人としての作家自身の姿にもつながるような、上質なインスタレーションだった。
タリオンギャラリー(A4)
「えっ」という意外な場所にあり(路地裏、駐車場の奥、みたいな場所の、さらに半地下)、展示も「うーむ、なるほど……」と頭を使わせてもらった展示。
説明が非常に複雑になるので写真と文章は割愛するけれど、謎解きが好きな人は、嵌ると思う。そしてもしかして自分も、気になってもう一度足を運ぶかもしれない。
フィギュア、ミサコ&ローゼン(A5)
同じ建物の上下階。
静けさが漂う、やさしげな立体作品と、
小さな画面の中にやわらかな風景が広がる、油彩画が鑑賞できる。
XYZコレクティブ(A6)
こ、これは……と怯むような入口。
この入口と、展示作品はとてもマッチしていたと思う。滞在時間は短かったけれど。
カヨコユウキ(A7)
バス発着所は、JR駒込駅のすぐ前。
陽はそろそろ、陰りはじめている。
住宅街のその建物は、一目でギャラリーとわかった。
この窓。なんてセンスのいいリノベーションなんだろう。
展示作品にも、その「仕掛け」的なものを紐解けば、認識をぐらぐらとさせるような面白さがあった。
スカイザバスハウス(A8)
以前、前を通りがかったことがあり、残念ながら入ることができずに気になっていたギャラリー。
名前と外観のとおり、そこは、元・銭湯。
広々とした空間に、幻想的な映像作品とインスタレーションが展開されていた。
AWT BUSでA1に戻る
外に出れば、すっかり日は暮れていた。
バスの運行は、ギャラリーや美術館の閉館時間にあわせて、18時から18時半まで。バス停が見つからないのではと危惧したけれど、それはなかった。スタッフの方々は、ギャラリーへの道案内もしてくださって、親切。
ちなみに、乗車時にこのリストバンドを渡され、提示で入館料割引などの特典を受けることもできる。
アートイベントは、やっぱり愉しい
今まで、いろいろなアートイベントを愉しんできた。
瀬戸内国際芸術祭(早くも、来年2025年は開催年だ)。
AMBIENT KYOTO。
Art Collaboration Kyoto(ACK)。
東京アートアンティーク。
どれも、人が創り上げる熱気が、イベント感を盛り上げる。
AWTの情報は、残念ながら今まで知らなくて、参加は今年からだ。
初日で、アートギャラリー巡りの愉しさを満喫した。
土日は混みあってしまいそうだけれど、残る開催期間を愉しみ続けたい。
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