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【詩】官能的な名詞
儚い夢を見るような子供っぽさ
そして ある種 不可解な卑俗さ
文学的な二面性は全てこの小娘に
集約すると言い切っても私は良い
「loʊˈ、liː.、t̬ə。」舌で歯を弾き解放する
( エドガー・アラン・ポー ノ詩 )
"私はプシュケに接吻し
彼女のためらいは消えた"
(スタンリー・キューブリック ノ映画)
「lɒ、lˈiː.、tə。」朝を夢見る骨盤
「ləˈ、liː.、tə。」夜に卑俗な内腑
官能を帯びた未発達な心と躰
舌で愛撫する性的な固有名詞
「Lolita、ロ、リィタ、ろ、りぃ、た。」
※ナボコフの「ロリータ」は真面目に好きです。キューブリックの映画版は最も好きな映画の一つです(最も好きな映画が数本あります)。ロリコンの語源になるなど、そのセンセーショナルなテーマ故に、ともすれば忌避されることもあるかもしれませんが、文学的な価値は計り知れない名著です。読んで損はありません※