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【詩】無意識に

慣れぬ場所

“音”が止まらぬ町

朝日より先に
“音”が動き出す

機械仕掛けの“早起き鳥”が
慌ただしく
まだ暗い街の中を
走り去っていく

慣れぬ“音”

流れる“音”を
ぼんやりと薄暗い天井見つめて
聞いている

生身の鳥の鳴き声と
朝を告げる鐘を
耳が
体が
五体の感覚が探している


無意識に…

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