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【塾側の本音】 高1生保護者向け、進学塾との上手な付き合い方(面談など)

元進学塾で10年英語講師をしていたzicoです。
その塾では、親身になることを目的に授業だけでなく、生徒面談や保護者面談を行なっていました。

今までに300件以上、生徒面談、保護者面談を行なってきました。
今回は、保護者様向けの内容です。大学進学を目的とした進学塾と、上手にお付き合いする方法をご紹介します。(高1生向け)

塾側の本音と、塾での保護者面談を充実させるコツをご紹介します。


塾側の本音

まずは、生徒の学習状態のリアルを把握したい

塾側の本音として知りたいのは「対象の生徒がどんな生徒なのか知りたい」ということです。

  • 家の中と、外部の人との情報の違い

    • 外では、いい顔をするタイプか(口だけ達者など)

    • 要領が良いタイプか(必要な時に嘘をつく、など)

  • 家での過ごし方・振る舞い方

    • コミュニケーションが取れているかどうか

    • 悩み事を相談できるかどうか

これらを本人と、保護者と相談して、今後の指導用に「性格を知っておきたい」と感じることが多かったです。


事前調査(生徒面談)と、その意見の擦り合わせ(保護者面談)

まずは事前に生徒面談をしておき、以下のような内容を聞いておきます。

  • 中学から変わった実感はどうか、何に感じるか

  • 学校になじめているか、部活は入ったのか(何に入ったのか)

  • 将来(進路)のことを考えているか

  • 普段の学習習慣はどうか、中学生の時との違いは?

  • 1日のサイクルはどうか?家での過ごし方は?

この時点で違和感を感じるポイントがあればチェックしておきます。
(例)前より朝が早くて、帰ったら疲れて、すぐ寝ちゃう
(例)週末課題?とか出てて、あまりできていない
(例)部活が思ったより大変で休みがない

など、このような変化を感じている『事実』を把握します。

その上で、保護者様との擦り合わせをしたいと考えていることが多いと思われます。


志の高さと、保護者の理解度を把握しておきたい

目標を高く持つことはよくありますし、講師としては『本人を焚き付ける』のも仕事の一つだと思います。

その中でも、「いつから受験対策をするか」が合否を分けると言っても過言ではない、大切なポイントです。

  • いつから受験対策を始めていくか

    • 昔から〇〇になりたい!と目標が変わらない人は早めから対策できる

    • 目標が決まれば、何をすべきか段取りの説明ができる

    • 本人と保護者と共にその進路に賛成しているか確認できる

『早い方は高1の冬から、遅くとも高2の冬から、受験対策』が以前勤めていた塾での方針でした。

その目標設定と、その目標に対するご理解がどこまであるのかを、塾としては知っておけると今後の指導もしやすかった覚えがあります。

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